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レジンアクセサリー作りで多くの人が憧れる、大人っぽく洗練された「くすみカラー」。その落ち着いた色合いは、ハンドメイド作品に深みと高級感を与えてくれます。しかし、理想の色合いを自分で作ろうとすると、「思ったような絶妙な色にならない」「なぜか硬化後に白く濁ってしまう」といった壁にぶつかりがちです。この記事では、レジンくすみカラーの作り方で失敗しないための基本から応用まで、プロの視点で徹底解説します。具体的なレジンくすみカラーの配合はもちろん、何色を混ぜるかという色彩理論の基本から、100均アイテムを賢く使うコツ、プロも愛用するおすすめのレジンくすみカラー着色剤まで網羅。さらに、作品のクオリティを左右する透明感を出すための濁り対策や、人気のレジンニュアンスカラーの作り方、定番のレジングレージュの作り方といった詳細なレシピも紹介します。また、上級者向けの画材ヴィトラーユを混ぜる際の注意点や、レジン着色剤の代用がなぜ危険なのかについても触れ、あなたの作品作りを一段上のレベルへと導くための知識を凝縮しました。
- 理想のくすみカラーを作るための基本法則
- 人気カラーの具体的な配合レシピ
- レジンが濁る原因と完璧な対策
- おすすめの着色剤と代用品のリスク
失敗しないレジンくすみカラーの作り方
- レジンのくすみカラーは何色を混ぜる?
- 基本となるレジンのくすみカラーの配合
- おしゃれなレジングレージュの作り方
- おすすめのレジンのくすみカラー着色剤
- レジンのくすみカラーの作り方は100均でも?
レジンのくすみカラーは何色を混ぜる?

レジンで理想のくすみカラーを自在に作り出すための最も重要な基本は、作りたい色(ベースカラー)に「特定の調整色」をほんの少し加えるというテクニックです。この微量の調整色が、色の鮮やかさ(彩度)を巧みにコントロールし、深みのある落ち着いた色合いを生み出します。どの色を混ぜるかによって仕上がりのニュアンスが大きく変わるため、まずは基本となる3つの調整色とその役割を深く理解することが、美しいくすみカラーマスターへの第一歩となります。
色彩理論において「くすみ」とは、彩度(色の鮮やかさ)が低い状態を指します。ビビッドな色に、無彩色(白・黒・グレー)やそれに近い茶色を混合することで彩度を意図的に落とし、洗練された印象の色合いを作り出すのです。この基本さえ押さえれば、どんな色でもくすみカラーに応用できます。
基本となる3つの調整色
まずは、どんな色にも合わせやすく、それぞれ異なる表情を生み出す基本の3色を揃えましょう。これらをマスターするだけで、作れる色のバリエーションは無限に広がります。それぞれの特徴を理解し、表現したいイメージに合わせて使い分けることが重要です。
調整色 | 特徴と効果 | 相性の良いベースカラー | 仕上がりのイメージ例 |
---|---|---|---|
グレー | 最も手軽にくすみ感をプラスできる万能色。色相を変えずに彩度だけを効果的に下げ、上品で落ち着いた都会的な印象に仕上げます。 | ブルー、グリーン、ピンクなど全般 | スモーキーブルー、ダスティピンク |
ブラック | 深みのある、シックで重厚なカラーを作りたいときに最適です。色の明度(明るさ)も同時に下がるため、非常に力強い印象になります。入れすぎると全体が暗くなるため、爪楊枝の先に少し付ける程度から試すのが鉄則です。 | ブルー、グリーン、パープルなど寒色系 | ミッドナイトブルー、フォレストグリーン |
ブラウン | 温かみのある、アンティークやヴィンテージのような風合いを出したい場合に活躍します。特に暖色系との相性が抜群で、肌なじみの良い優しい色合いになります。 | ピンク、ベージュ、アイボリー、イエローなど暖色系 | テラコッタ、ベージュピンク |
パステル系のくすみカラーを作るなら
近年人気の高いスモーキーパステルやニュアンスカラーを作りたい場合は、調整色を加える前に重要なワンステップを挟みます。この工程が、柔らかで繊細な色合いを生む秘訣です。
まず、作りたい色(例:ピンク)にホワイトの着色剤を多めに混ぜて、明度の高いパステルカラー(例:ベビーピンク)を作ります。 この段階で一度、理想の「明るさ」に調整しておくのがポイントです。その上で、前述の基本3色(グレー、ブラック、ブラウン)を微量に加えることで、優しく柔らかな印象はそのままに、彩度だけが落ちた絶妙なくすみパステルカラーを簡単に作ることが可能です。
基本となるレジンのくすみカラーの配合

ここでは、多くの作家が実践している人気のくすみカラー配合レシピを具体的に紹介します。色作りは化学実験のような楽しさがありますが、最初のうちは基本のレシピを忠実に再現することから始めるのがおすすめです。慣れてきたら、この比率を基本として少しずつ自分好みに調整してみてください。繰り返しになりますが、最も大切なのは、調整色を一度にたくさん入れず、一滴ずつ、あるいは爪楊枝の先で少しずつ加えることです。
配合の黄金比と注意点
多くの美しいくすみカラーは「ベースカラー(ホワイト+主役の色):調整色 = 10:0.1」といったように、ごくわずかな調整色で成り立っています。着色剤の濃度はメーカーによって異なるため、これはあくまで目安です。まずは「ホワイト:主役の色」を2:1で混ぜて明るいベースを作り、そこへ調整色を少しずつ加え、その都度よく混ぜて色味を確認する、という丁寧な作業が失敗しない最大のコツです。
くすみグリーン(ピスタチオカラー)
カフェスイーツのような、おしゃれで人気のピスタチオカラー。ただグリーンをくすませるだけでなく、少量の青系カラーを加えることで、より爽やかで洗練された色合いになります。
- ベース:ホワイト:グリーン = 2:1
- 調整色:オーシャン(青系)を爪楊枝の先で少量
くすみブルー(スモーキーブルー)
知的で落ち着いた印象のくすみブルーは、性別を問わず人気のカラーです。ブラックを微量に加えることで、空や海のような深みと奥行きが生まれます。
- ベース:ホワイト:オーシャン = 2:1
- 調整色:ブラックを爪楊枝の先で少量
くすみピンク(モーヴピンク)
肌なじみが良く、アクセサリーとして身につけやすいモーヴピンク。ブラウンで温かみをプラスすることで、甘すぎない大人のピンクが完成します。
- ベース:ホワイト:ピンク = 2:1
- 調整色:ブラウンを爪楊枝の先で少量
追加レシピ:ダスティラベンダー
上品で少しミステリアスな雰囲気を持つダスティラベンダーもおすすめです。
- ベース:ホワイト:パープル = 3:1
- 調整色:グレーを爪楊枝の先で少量
おしゃれなレジングレージュの作り方

グレージュは、その名の通りグレーとベージュを混ぜ合わせた洗練された中間色です。ファッションやインテリアの世界でも定番の人気を誇り、どんな色とも調和しやすいためアクセサリーの素材としても非常に優れています。レジンで作る場合は、ブラウンをベースにホワイトで明るさを、ブラックでくすみ具合を調整していくのが簡単な方法です。
基本的な作り方は以下の通りですが、焦らずゆっくりと理想の色に近づけていきましょう。
グレージュの配合レシピ詳細
- ベースの作成:まず、レジン液にホワイトとブラウンの着色剤を「2:1」の割合で混ぜ、明るいベージュのベースを作ります。この段階で、少し明るすぎるかな?と感じるくらいが丁度良いです。
- くすみの追加:次に、作ったベースカラーにブラックの着色剤を爪楊枝の先にほんの少しだけ付け、色が均一になるまで30秒ほど丁寧にかき混ぜます。気泡が入らないよう、スティックは容器の底から離さず、ゆっくりと混ぜるのがポイントです。
- 微調整:一度白い紙などの上に少量垂らして色味を確認します。もしベージュ味が強ければブラックを、グレー味が強ければブラウンをほんの少し追加して、理想のグレージュになるまで微調整を繰り返します。ブラックを入れすぎると後戻りできないため、この工程が最も重要です。
この手順により、温かみと落ち着きを両立した美しいグレージュを作ることができます。完成した色は、ゴールドのパーツともシルバーのパーツとも相性が良く、作品の幅を大きく広げてくれるでしょう。
おすすめのレジンのくすみカラー着色剤

くすみカラー作りを最も簡単かつ確実に行う方法は、やはり専用に調色された市販の着色剤を使用することです。ここでは、レジン着色剤の基本的な種類に触れつつ、多くのレジン作家から支持されている人気の着色剤を紹介します。
着色剤の種類:顔料と染料
レジン着色剤は、大きく分けて「顔料」と「染料」の2種類があります。顔料は粒子がレジン液中に分散するタイプで、不透明でマットな仕上がりになります。一方、染料は液体に溶け込むタイプで、透明感を保ったまま色を付けることができます。作りたい作品のイメージに合わせて選ぶことが大切です。くすみカラーでは、優しい風合いの出る顔料タイプが特に人気です。
隠れ工房GreenOcean「カラリーオトナくすみカラー」
ペースト状の顔料タイプで、ミルキーで不透明なスモーキーパステルカラーが特徴のシリーズです。これ一本で理想の色が完成すると評価が高く、初心者の方でも直感的に扱いやすいのが魅力。カラーバリエーションも豊富で、混色の手間なく安定した品質の色が作れる手軽さが人気です。
株式会社パジコ「宝石の雫」
透明感のある仕上がりが特徴の、液体染料タイプの代表的な着色剤です。一滴ずつ出せるボトルで量の調整がしやすく、混色も自由自在。クリアなくすみカラーを作りたい場合に最適です。公式サイトではカラーチャートや混色のレシピも公開されており、非常に参考になります。(参照:株式会社パジコ 公式サイト)
もちろん、これらの専用着色剤がなくても、「白」「黒」「茶」の基本色さえ持っていれば、手持ちの好きな色の着色剤と混ぜてオリジナルのくすみカラーを作り出すことは可能です。まずは基本色を揃えるところから始めて、色作りの奥深さを体験してみるのも良いでしょう。
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レジンのくすみカラーの作り方は100均でも?

「まずは手軽に、コストを抑えて試してみたい」という方にとって、100円ショップの着色剤は非常に魅力的です。結論から言うと、ダイソーやセリアなどで販売されているUVレジン用着色剤でも、くすみカラーを作ることは十分に可能です。
作り方はこれまで解説した方法と全く同じで、作りたい色(例:赤)に対して「白」「黒」「茶」といった基本色を混ぜて彩度を調整します。100均で材料を揃える際は、好きな色に加えて、この3つの基本色を忘れずに購入しましょう。少量ずつ試せるので、様々な色の組み合わせを実験するのに最適です。
100均アイテムを使用する際の注意点
ただし、専門メーカーの高価な着色剤と比較すると、100均の製品にはいくつかの特性があることを理解しておく必要があります。
- 顔料濃度の違い:一般的に顔料の濃度が低めなことが多く、しっかり色を付けるためには比較的多めの量を添加する必要があります。レジン液に対する着色剤の割合が多くなりすぎると、硬化不良の原因になることがあるため注意が必要です。
- 粘度の違い:製品によっては粘度が高く、レジン液と混ざりにくかったり、撹拌時に気泡が入りやすかったりすることがあります。
- 品質のばらつき:製造ロットによって、若干の色味や粘度が異なる可能性があります。
まずは少量でテストし、その着色剤の特性を理解した上で本番の作品作りに使用するのがおすすめです。
コストを抑えながらレジン製作の経験を積めるのは大きなメリットです。100均アイテムを賢く利用して、色作りの基本を楽しみながら学びましょう。
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レジンのくすみカラーの作り方のコツと応用
- レジンのくすみカラーが濁る原因と対策
- レジンのくすみカラーの透明感を出すコツ
- レジンのニュアンスカラーの作り方も解説
- ヴィトラーユでくすみカラーを混ぜる注意点
- レジン着色剤の代用はおすすめしない理由
- 理想のレジンのくすみカラーの作り方まとめ
レジンのくすみカラーが濁る原因と対策

せっかく理想のくすみカラーを作れても、硬化後に作品が白く濁ってしまっては魅力が半減してしまいます。この濁りの最大の原因は、「レジン液の温度が低いこと」です。これは多くの初心者が陥りがちな失敗であり、特に気温が下がる冬場に多発します。
レジン液は化学物質であり、その粘度は温度に大きく依存します。温度が低いと分子の活動が鈍くなり、粘度が上昇して蜂蜜のように硬くなります。この高粘度の状態で着色剤を混ぜたりUVライトを当てたりすると、分子がスムーズに結合する「重合反応」が正常に進まず、結果として硬化不良や白濁を引き起こしてしまうのです。
対策はシンプルに「レジン液を温める」こと
この問題を解決する最も効果的かつ簡単な方法は、作業前にレジン液そのものを温めることです。多くのレジンメーカーが推奨する作業環境の最適温度は23℃~25℃と言われています。この温度に近づけることでレジン液の粘度が下がり、サラサラになって非常に扱いやすくなります。
- エンボスヒーターで温める:ボトルの側面に温風を数秒ずつ、回しながら当てて温めます。最も手軽で効果的ですが、温めすぎるとレジン液が劣化したり、急激な硬化を引き起こしたりする可能性があるため注意が必要です。
- お湯で湯煎する:40℃~50℃程度のぬるま湯にボトルごと数分浸けます。この際、容器内に水が絶対に入らないよう、蓋がしっかり閉まっていることを確認してください。水分は硬化不良の大きな原因となります。
- 暖かい部屋に置く:作業を始める30分~1時間ほど前から、暖房の効いた部屋にレジン液を置いておくだけでも粘度を下げることができます。
この「温める」という一手間を加えるだけで、濁りや硬化不良が劇的に改善され、作品のクオリティが格段に向上します。美しい作品は、適切な環境作りから始まります。
レジンのくすみカラーの透明感を出すコツ

前述の通り、レジン作品の命とも言える透明感を損なう最大の原因は「濁り」です。したがって、美しい透明感を出すための最も重要なコツは、作業前にレジン液を適切に温め、低粘度の状態を保つことに尽きます。
レジン液を温めて粘度を下げることで、濁りの防止以外にも、透明感を高めるための様々なメリットが生まれます。
- 気泡が抜けやすくなる:高粘度のレジン液に閉じ込められた微細な気泡は、透明感を損なう原因になります。サラサラの液体になることで、撹拌時に発生した気泡が自然に浮き上がり、ヒーターで軽く温めたり、爪楊枝でつぶしたりして簡単に取り除けるようになります。
- 着色剤が均一に混ざる:着色剤がダマにならず、レジン液の隅々までスムーズに拡散するため、色ムラのない美しい仕上がりになります。特に顔料系の着色剤を使う場合に効果的です。
- 硬化反応が安定し、表面が滑らかになる:適切な温度で化学反応が安定して進むため、白濁だけでなく、表面のシワやベタつきといった硬化不良のリスクを大幅に減らすことができます。結果として、光を美しく反射する滑らかな表面が得られます。
湿度も透明感の大敵
空気中の水分も、レジン液の硬化に影響を与え、表面がうっすらと曇る原因になることがあります。特に湿度の高い雨の日などは、換気をしつつ除湿器やエアコンのドライ機能を使うなど、作業環境の湿度にも気を配ると、より一層クリアな作品に仕上がります。
特に透明感を重視するクリア系のアクセサリーや、中にパーツを封入するデザインの場合、この初期段階での温度と湿度の管理が作品の出来栄えを9割決めると言っても過言ではありません。美しい透明感は、丁寧な下準備の賜物なのです。
レジンのニュアンスカラーの作り方も解説

ニュアンスカラーとは、複数の色が溶け合う途中のような、曖昧で絶妙な色合いのことを指します。あえて完全に混ぜ合わせないことで生まれる自然なマーブル模様が、作品に深みと「一点もの」という特別な価値を与えてくれます。
作り方は非常にシンプルで、偶然性を楽しむアートのような感覚で挑戦できます。
ニュアンスカラーの作り方
- 複数の色を用意する:まず、ホワイトやベージュ、グレーなどをベースにした、相性の良いくすみカラーを2〜3色作ります。同系色で濃淡を変えたものや、補色に近い色を組み合わせるのも面白いです。
- ランダムに流し込む:作った複数の色のレジン液を、モールド(型)の中にスプーンやスティックでランダムに、まだらに配置するように流し込みます。
- 軽く混ぜる:爪楊枝やニードルなどを使い、色が完全に混ざり合わないように、境界線をなぞるように軽く1〜2回、線を引くように混ぜます。ここで混ぜすぎないのが最大のポイントです。
- 硬化させる:色の流れが好みの状態になったら、気泡を取り除いてから硬化させます。
このテクニックを使えば、同じ色の組み合わせでも混ぜ方や配置次第で全く異なる模様が生まれるため、世界に一つだけのオリジナルパーツを作ることが可能です。「混ぜすぎない勇気」が、美しい模様を残す最大のコツと言えるでしょう。
ヴィトラーユでくすみカラーを混ぜる注意点

ヴィトラーユは、フランスの画材メーカー「ペベオ」が製造する油性(溶剤系)の絵の具です。本来はガラスや金属に装飾を施すための塗料で、そのガラスのような美しい透明感と鮮やかな発色の良さから、一部のレジン作家に裏技的に愛用されています。これを使ってくすみカラーを作ることも可能ですが、レジン専用品ではないため、使用にはいくつかの重要な注意点とリスクが伴います。
ヴィトラーユ使用時の注意点とリスク
- 硬化不良のリスク:ヴィトラーユは主成分が油性(アルキド樹脂)のため、UVレジン液との相性によっては化学反応を阻害し、硬化不良(ベタつきや完全未硬化)を引き起こす可能性が常にあります。使用する際は、必ず少量でテスト硬化を行い、安全性を確認してください。
- 添加量の上限:添加量が多すぎると硬化不良のリスクが飛躍的に高まります。レジン液の総量に対して1%未満など、ごく少量に留めるのが安全です。入れすぎると透明度も失われます。
- 専用の溶剤が必須:油性のため、使用した筆や道具の洗浄には水やエタノールは使えず、ペベオ社から販売されている専用のうすめ液や洗浄液が必要になります。
- 換気の徹底:溶剤系の塗料であるため、特有の匂いがあります。使用する際は、アレルギー反応や気分が悪くなることを防ぐため、必ず窓を開けるなど十分な換気を行ってください。詳しくは、ペベオ公式サイトの製品情報をご確認ください。(参照:ペベオ公式サイト)
このように、ヴィトラーユは非常に魅力的な画材である一方、取り扱いには専門的な知識と細心の注意が必要です。特に初心者の方は、まずは安全性が保証されているレジン専用に開発された着色剤から始めることを強く推奨します。
レジン着色剤の代用はおすすめしない理由

SNSや一部のブログでは、アクリル絵の具やプリンターの補充インク、アイシャドウやマニキュアなどをレジン着色剤の代用品として紹介する情報が見受けられます。これらは手軽に入手できるため魅力的に見えるかもしれませんが、美しい作品を長く安全に楽しむためには、これらの代用品の使用は絶対に避けるべきです。
レジンは精密な化学反応によって硬化する物質です。専用品以外のものを混ぜることは、その化学式を崩し、予期せぬトラブルを引き起こす原因となります。
代用品をおすすめしない科学的理由
- 硬化不良のリスクが極めて高い:代用品に多く含まれる「水分」や「油分」は、レジンの重合反応を阻害する最大の要因です。これにより、作品が全く固まらない、中だけ生乾きになる、表面が永久にベタつくといった致命的な失敗に繋がります。
- 経年劣化による急速な変色:レジン作品は紫外線によって少しずつ劣化(黄変)しますが、専用着色剤は耐光性も考慮されています。一方、代用品は紫外線への耐性がほとんどなく、太陽光や室内灯に当たると、わずか数ヶ月で色が褪せたり、予期せぬ汚い色に変色したりすることがあります。
- 安全性の未確認:レジンと代用品が化学反応を起こし、有害な物質が発生する可能性もゼロではありません。レジン作業では、適切な取り扱いと安全性が保証された材料を使うことが重要です。これについては、厚生労働省が示す化学物質管理に関する情報も、安全な創作活動の参考になります。(参照:厚生労働省「家庭用品に係る健康被害」)
言ってしまえば、代用品の使用は一種のギャンブルです。大切な時間と材料、そして作品を受け取るかもしれない相手への信頼を損なわないためにも、必ず「UVレジン用」「エポキシレジン用」と記載された専用の着色剤を使用してください。それが、最終的に最も確実で、安全で、美しい作品作りへの唯一の近道となります。
理想のレジンのくすみカラーの作り方まとめ

レジンくすみカラーに関するおすすめの動画です。アクセサリーをくすみカラーを使用してさくせいしています。イメージが湧きやすいと思うのでぜひ見てみてください。
>>レジン♡くすみカラーで春色アクセサリーを作る Make spring-colored accessories with dull colors.DIY ハンドメイドhandmade ピアス イヤリング
動画元:UVレジンハンドメイドチャンネル
この記事で解説した、レジンでプロのような美しいくすみカラーを作るための要点を以下にまとめます。これらのポイントを一つひとつ丁寧に実践することで、あなたの作品はさらに洗練され、作る楽しさも一層深まるでしょう。
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