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こんにちは。気まぐれレジン便り、運営者の「TOMO」です。ハンドメイドを始めたばかりの頃は材料費を少しでも抑えたくて、レジン着色剤の代用として100均のパステルやマニキュアが使えるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
また、アクリル絵の具やアイシャドウといった家にあるものが活用できれば、もっと気軽に作品作りを楽しめそうですよね。今回は、私自身の失敗経験も踏まえながら、身近なもので賢く代用する方法や注意点について詳しくお話ししていこうと思います。
- 100均パステルやアイシャドウを使った着色方法
- マニキュアや絵の具を代用する際のリスクと注意点
- 代用品を使ってレジンが固まらない時の対処法
- 専用品と代用品を使い分けるための判断基準
100均で発見!レジン着色剤の代用におすすめの素材
専用の着色剤って、全色揃えようとすると意外とお金がかかりますよね。「ちょっとこの色だけ試したいな」とか「この作品にはほんの少ししか使わないのにな」という時に、わざわざ高い着色剤を買うのは勇気がいります。そこで活躍するのが、私たちの味方、100均や家にあるアイテムです。ここでは、私が実際に試してみて「これは使える!」「むしろ専用品よりいいかも?」と感じたおすすめの代用素材について、具体的な使い方を交えてご紹介します。
ダイソーパステルの削り方とコツ

まず一番のおすすめは、なんといってもパステルです。ダイソーやセリアなどの100均画材コーナーで18色入りなどが手に入るので、1本数百円する着色剤と比べるとコストパフォーマンスは最強かなと思います。
パステルは粉末状にしてレジン液に混ぜることで、ふんわりとした優しい色合いやマットな質感を表現できます。ただ、適当に削って混ぜると粒子が粗いまま残り、作品の中で「ゴミ」のように見えてしまうので、丁寧に微粉末にすることが成功の鍵です。
失敗しないパステルの削り方手順
私がいつもやっている、一番きれいに混ざる方法をご紹介しますね。
- 道具の準備: カッターナイフではなく、「茶漉し(ちゃこし)」を用意します。これも100均で売っている目の細かいものがベストです。
- 削り出し: パステルを茶漉しに擦り付けるようにして削ります。カッターで削るよりも圧倒的に細かく、均一なパウダー状になります。
- プレミックス(予備混合): いきなり大量のレジン液に粉を投入するのはNGです。パレット(クッキングシートでも可)の上で、少量のレジン液とパステルの粉末を爪楊枝でしっかり練り合わせます。
- 本混合: 粉っぽさがなくなりペースト状になったら、必要な分量のレジン液と混ぜ合わせます。
ポイント
ソフトパステルやハードパステルはOKですが、クレヨンに近い「オイルパステル」は油分を含んでいてレジンを弾いて分離してしまうので、選ぶ際はパッケージをよく確認してくださいね。
いらないアイシャドウを混ぜる方法

次に試してほしいのが、メイクポーチの奥底に眠っている「使わなくなったアイシャドウ」や「チーク」です。実はこれ、かなり優秀な素材なんです。化粧品グレードの顔料は粒子が極めて細かく、肌にも優しい成分で作られているので、レジンへの馴染みも良いんですよね。
特にラメやパールが入っているアイシャドウは、レジンに混ぜると専用の着色剤では出せないような独特のキラキラ感や偏光感が出て、すごく可愛いんです。最近流行りの「大人くすみカラー」や「テラコッタカラー」のような絶妙な色も、コスメなら最初から調色されているので、そのまま混ぜるだけで一気におしゃれな作品になります。
おすすめのコスメ活用法
- ブラウン系ラメ: べっ甲ネイルのような、深みのあるアンティーク風の作品作りに最適です。
- ハイライト用ホワイト: 真っ白ではなく、上品なパール感のあるミルキーホワイトが作れます。
- 砕けたファンデーション: 意外かもしれませんが、肌色のレジンを作りたい時(ドール制作など)に役立ちます。
注意点
「クリームアイシャドウ」や「ジェルタイプ」は絶対に使わないでください!油分や保湿成分としての水分が多すぎて、レジンの硬化不良(ベタつき)の直接的な原因になります。必ずサラサラしたパウダータイプを選び、チップやスパチュラで削って使いましょう。
セリアのネイルパウダー活用術

最近の100均、特にセリアのネイルコーナーは本当にすごいです。ハンドメイド好きの間では常識になりつつありますが、ジェルネイル用に売られている「ミラーパウダー」や「オーロラパウダー」は、実はレジン(アクリル樹脂)とも相性が抜群なんです。
これらのパウダーの最大の特徴は、見る角度によって色が変わる「構造色」や「偏光カラー」を楽しめる点です。単なる色付けではなく、作品に魔法のような奥行きを与えてくれます。
プロっぽく見せるテクニック
例えば、黒く着色したレジンを背景にして、その上からオーロラパウダーを少量混ぜたクリアレジンを重ねてみてください。すると、ただの透明だった層がメタリックなブルーやピンクに輝き、宇宙塗りのような幻想的な仕上がりになります。
また、レジン液に混ぜ込むだけでなく、半乾き(または未硬化ジェルを塗った状態)のレジン表面にアイシャドウチップでパウダーを擦り付ける「ミラー仕上げ」にすると、まるで金属パーツのような重厚感を出すことも可能です。
アルコールインクで透明感を出す
「パステルだとどうしても不透明になっちゃう…もっとガラスみたいな透明感が欲しい!」という方には、アルコールインクがおすすめです。アルコールは揮発性が高く、水分を含む絵の具と違ってレジンとうまく混ざり合ってくれるため、クリアな発色を損ないません。
これを使うと、ステンドグラスのような高い透明感を維持したまま色をつけることができます。最近は100均でもアルコールマーカー(コピックの類似品など)が売っていますが、そのインク(バリオスインク的な詰め替えインク)を利用することも可能ですし、ペン先からパレットにインクを出して使うこともできます。
アルコールインクアート風にも
混ぜて着色するだけでなく、レジン液の上にインクをポタリと垂らして、ストローなどで風を送って広げることで、複雑な模様を描く「インクアート技法」にも挑戦できます。偶然できる模様を楽しむのもレジンの醍醐味ですね。
プリンターインクやペンの可否
「100均の詰め替え用プリンターインクはどう?」という疑問もよく聞きます。安くて量も多いので魅力的ですよね。結論から言うと、実験的には面白いけど、作品としての耐久性は低いかなと思います。
特に「染料インク(Dye)」は透明感があって最初はとてもきれいなのですが、紫外線に対する耐性(耐光性)が弱いため、窓辺に置いておくと数週間〜数ヶ月で色が抜けて透明に戻ってしまうことがあります。せっかく作った作品が色あせてしまうのは悲しいですよね。
また、油性ペン(マッキーなど)で直接塗った上からレジンを塗ると、インクが溶け出して紫色や黒っぽく滲んでしまう「ブリード現象」が多発します。これを防ぐには一度水性ニスなどでコーティングする手間が必要になるため、手軽さという点では少し微妙かもしれません。
レジン着色剤の代用で失敗しないための注意点
身近なもので代用できるのは便利ですが、やっぱり「専用品ではない」というリスクもあります。私が過去にやってしまった失敗談も含めて、気をつけてほしいポイントをまとめました。「せっかく作ったのに固まらない!」という悲劇を防ぐために、ぜひ読んでみてください。
マニキュアがベタベタする原因

これ、初心者の頃に私もやりました。「可愛い色のマニキュアをレジン液に混ぜれば、その色のカラーレジンができるはず!」と思って混ぜてみたんです。でもこれ、実は絶対にやってはいけないNG行為の代表例なんです。
マニキュアには有機溶剤がたくさん含まれています。これをレジン液に混ぜてライトで硬化させようとすると、表面が先に固まってしまい、中の溶剤が揮発できずに閉じ込められてしまいます。その結果、いつまで経っても中がブヨブヨしていたり、ガスが発生して気泡だらけになったり、表面がいつまでもベタベタしたりします。
正しい使い方は「塗る」こと
マニキュアは「混ぜる」のではなく、「塗る」ものとして割り切りましょう。ミール皿の底に塗って完全に乾かしてからレジンを流す、あるいは硬化したレジンの上に模様を描く、といった使い方が正解です。特に、上からレジンを重ねる際は、マニキュアを完全に乾燥(最低でも半日〜1日)させないと、後から滲んでくることがあるので注意してください。
アクリル絵の具が分離する理由

アクリル絵の具も手軽ですが、レジンとの相性はあまり良くありません。理由はシンプルで、アクリル絵の具には「水」が含まれているからです。レジンは油に近い性質(疎水性)なので、水とは基本的に混ざりません。
無理に混ぜようとしても、絵の具が小さな粒になって分離してしまい、意図しないドット柄のようになってしまうことが多いです。また、水分がレジンの化学反応(重合)を阻害して、表面がヌルヌルしたり、白濁したりする原因にもなります。
どうしても使いたい場合は、爪楊枝の先くらいの本当にごく少量を混ぜて、完全に不透明なマットカラーの作品にするつもりで使うのが無難かなと思います。透明感を出したいなら、絵の具ではなくアルコールインクを選びましょう。
代用品でレジンが固まらない時
パステルやアイシャドウを使っていて「あれ?ライトを当ててもいつまでも固まらない…」という時は、以下の原因が考えられます。特に代用品は専用品よりも硬化を妨げやすいので、条件を整える必要があります。
| 原因 | 詳細解説 | 対策 |
|---|---|---|
| 粉の入れすぎ | 顔料が多すぎると、光が遮断されて奥まで届かなくなります。特に不透明な色は注意が必要です。 | 混ぜる量を減らすか、1〜2mmの薄い層に分けて「塗る→硬化」を繰り返す積層法で行います。 |
| 水分・油分の混入 | 湿気の多い日(梅雨など)や、油分の多い化粧品を使った場合に反応が阻害されます。 | 部屋を除湿する、パウダータイプの素材のみを使うなど、材料と環境を見直しましょう。 |
| 光量不足・死角 | 不透明な色付きレジンは光を通しにくいです。モールドの底部分が未硬化になりがちです。 | 透明なモールドを使い、表から照射した後、ひっくり返して裏からもライトを当てるのが効果的です。 |
特に濃い色を作るために粉をたくさん入れすぎると、表面だけ固まって中が液体のままという「内部未硬化」になりやすく、後から液漏れしてくることもあるので注意してくださいね。
作品の変色や退色を防ぐ方法
代用品(特に食紅や安価なプリンターインク、一部の化粧品顔料)は、レジン専用の着色剤に比べて紫外線による退色が早い傾向があります。「作った時は鮮やかなピンクだったのに、1ヶ月経ったら薄いベージュになっちゃった…」なんてことも珍しくありません。
これを防ぐためには、仕上げに模型用などの「UVカット成分配合のコーティングスプレー」を吹き付けることで多少の延命は可能ですが、完璧ではありません。一番の対策は、直射日光の当たる場所(窓辺や車内)には飾らないようにすることです。
もし、大切な人へのプレゼントや販売用の作品を作るのであれば、長い期間美しさを保てるよう、耐光テストをクリアしているメーカー製の専用着色剤を使うのが、やはり安心かなと思います。
専用品と代用品の賢い使い分け

ここまで代用の話をしてきましたが、実は最近、ダイソーやセリアでも100円(税抜)でかなり高品質な「レジン用着色剤」が売られています。チューブ入りで手を汚さずに使えますし、クリアカラーからミルキーカラーまで色数も豊富です。
正直なところ、「パステルを削る手間」や「失敗のリスク」を考えると、基本色は100均の専用着色剤を買い、そこにない色や特殊な質感を表現したい時にだけ代用品を使うというのが、一番賢くて効率的な方法ではないでしょうか。
私の使い分けルール
- クリアカラー・基本色: ダイソーやセリアの専用着色剤、またはメーカー製(宝石の雫など)を使用。
- くすみカラー・マット感: パステルやアイシャドウを混ぜて調色。
- 偏光・メタリック感: 100均ネイルパウダーを活用。
このように、適材適所で使い分けることで、コストを抑えつつ作品のクオリティを上げることができますよ。
まとめ:賢く選ぶレジン着色剤の代用
今回は、レジン着色剤の代用について、おすすめの素材や注意点をご紹介しました。パステルやアイシャドウは、使い方さえ間違えなければ専用品に負けない素敵な表現ができますし、何より「家にあるもので工夫して作る」というプロセス自体がハンドメイドの楽しさでもあります。
一方で、マニキュアや絵の具のように「混ぜると危険」なものもあるので、それぞれの素材の特性を理解して使うことが大切ですね。まずは手持ちのパステルや使わないコスメを使って、実験感覚で色作りを楽しんでみてください。自分だけのオリジナルカラーができた時の喜びは格別ですよ!
※本記事で紹介した方法は、素材の組み合わせや環境(湿度やライトの強さ)によって仕上がりが異なる場合があります。いきなり本番の作品に使うのではなく、必ず少量のレジンでテストを行ってから制作することをおすすめします。
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