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こんにちは。気まぐれレジン便り、運営者の「TOMO」です。
せっかく時間をかけて作ったお気に入りの作品なのに、最後の仕上げであるソフトレジンのコーティングで表面がベタベタになってしまったり、少し曲げただけで表面がパリッと剥がれたりといったトラブルにお悩みではありませんか。ハードレジンと同じような感覚で作業を進めてしまうと、なぜかヒビが入ったり割れてしまうことも多くて、本当にがっかりしてしまいますよね。コストを少しでも抑えたくて100均のアイテムを使ってみたり、家にある代用品で工夫してみたりしても、完成後に黄変してしまったり、最近流行している憧れのすりガラスのようなマットな質感がうまく出せなかったりして、どうしたらいいか分からなくなってしまうこともあるかなと思います。この記事では、そんなコーティングに関する疑問を根本から解消して、初心者の方でもツルツル、または綺麗なマットに仕上がる正しい塗り方や、おすすめのアイテムを詳しく解説していきますね。
- ソフトレジン特有のベタつく原因と効果的な解決策
- 曲げたときにコーティングが割れたり剥がれたりする理由と対処法
- 100均製品とおすすめメーカー製レジン液を賢く使い分けるコツ
- 黄変を防ぐポイントや初心者向けの正しい塗り方とマット仕上げ
ソフトレジンのコーティングの基本

ソフトレジンで作った柔軟性のある作品の仕上げは、実はカチカチに固まるハードレジンとは全く違うコツや考え方が必要になってきます。まずは、コーティング時によく起こるトラブルの「なぜ?」という原因と、その基本的な対策について分かりやすく解説していきますね。
表面がベタベタする原因とは

いつまでも表面がしっとりしていて、指で触ると指紋がくっきりとついてしまう不快なベタつき。この正体は、主に「酸素阻害」という現象によって生じる未硬化のレジン液なんです。
UVレジンが光を浴びて固まる際、空気中の酸素がその化学反応を邪魔してしまい、一番外側の空気に触れている表面だけが液状やゲル状で残ってしまうんですね。特にソフトレジンは、柔軟性を持たせるための成分が含まれている都合上、ハードレジンに比べて反応がゆっくり進むため、この酸素阻害の影響をより強く受けてしまいます。(出典:株式会社パジコ『UV-LEDレジン製品情報』)
さらに、湿度も大きな敵です!湿度が高い環境では、空気中の微細な水分がレジンの表面に付着し、反応を邪魔してより一層ベタつきやすくなります。日本の梅雨の時期や雨の日は、特に注意が必要ですね。
また、使っているUV-LEDライトの「波長(nm)」がレジン液の推奨する波長に合っていないと、いくら長時間照射しても中までしっかり固まりません。まずは、お使いのライトの仕様とレジン液の仕様が一致しているか、パッケージの裏などを確認してみてくださいね。
硬化不良による失敗を防ぐ
せっかく可愛くできた作品が、最後の最後で硬化不良になってしまうのは絶対に避けたいですよね。これを防ぐためには、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。
まずは、エタノールでの拭き取りというテクニックです。もしメーカー規定の時間ライトを当ててもどうしてもベタつきが残ってしまったら、無水エタノールや専用のレジンクリーナーを含ませた柔らかい布やキッチンペーパーで、表面の未硬化成分を優しくサッと拭き取ってみてください。これだけで、嘘のようにツルツルになることも多いですよ。
ただし、アルコールに長く浸しすぎたり強く擦りすぎたりすると、ソフトレジン自体が白く濁ったり(白化)、表面が溶けて傷んだりすることがあるので、あくまで「サッと優しく拭き取る」のがコツです。また、エタノールなどの揮発性の高い液体を使う作業中は、換気にも十分気をつけてくださいね。
また、ライトの当て方もとても重要です。作品の表側だけでなく、裏側からも光を当てる「両面照射」を習慣にすると、より確実に中まで固まります。立体的な作品の場合は、色々な角度から光が当たるように工夫してみてください。
※化学物質であるレジン液やクリーナーの取り扱い、硬化時間などの数値データは「あくまで一般的な目安」となります。ご自身の体質や作業環境に合わせて調整し、正確な情報は各メーカーの公式サイトをご確認ください。また、アレルギー等の不安がある場合や取り扱いに迷った際は、自己判断せず、最終的な判断は専門家にご相談ください。
曲げると剥がれる理由と対策

柔らかいソフトレジンの土台に、ツヤを出したいからといって、手持ちの硬いハードレジンをコーティングとして塗ってしまった経験、ありませんか?これをしてしまうと、作品を少し曲げた瞬間に表面だけがパリッと音を立てて剥がれる原因になってしまいます。
これは「弾性率のミスマッチ」と呼ばれる力学的な問題が起きているからです。土台であるソフトレジンはゴムのようにしなやかに伸び縮みするのに、表面に張り付いたハードレジン層はカチカチで伸びることができないため、その動きの差に耐えきれず、接着面から剥がれ落ちてしまうんですね。
対策としては、「土台が柔らかいなら、コーティングも同じように柔らかいものを使う」のが鉄則です!同じソフトタイプのレジン液でコーティングするのが、一番相性が良く失敗が少ないですよ。
割れるトラブルの解消法
コーティングが剥がれるだけでなく、表面に細かい「ひび割れ(クラック)」が入ってしまうのも、先ほどと同じくハードタイプでコーティングしたことが主な原因です。
どうしても手元にハードレジンしかない場合、極限まで薄く塗ることで多少は曲げに耐えられますが、耐久性は低く長持ちしません。割れをしっかり防ぐためには、ソフトレジン専用のコーティング剤や、柔軟性のあるネイル用のソフトジェル(ノンワイプタイプ)を使うのがおすすめです。
ちなみに、ハードレジンの場合は完成後にヤスリがけで形を整えることができますが、ソフトレジンでこれをやると表面がボロボロに毛羽立って白く曇ってしまいます。
人気の100均製品は使える?

ダイソーやセリアなどの100円ショップのレジン液は、安くて手に入りやすいので初心者の方にとっても魅力的ですよね。でも、コーティングというデリケートな作業に使う場合は少し注意が必要です。
100均のソフトタイプレジンは、比較的粘度が高くて気泡が抜けにくかったり、硬化に時間がかかって酸素阻害を受けやすく、ベタつきが残りやすかったりすることが多いんです。
コストを抑えたい場合、作品の「中身(土台)」には100均レジンをたっぷり使い、一番外側の「コーティング(顔になる部分)」だけは品質の高いメーカー製のレジン液を使う、というハイブリッドな使い方が一番賢い選択かなと思います!
これから道具を一式揃えるという方は、【保存版】初心者必見!レジンクラフトに必要なものも参考に、どこにお金をかけるべきか検討してみてください。また、異素材である紙粘土にレジンを塗りたい場合はまた少し下地作りのコツが変わってきます。そちらについては紙粘土へのレジンコーティングで失敗しない下地作りと100均活用術も参考にしてみてくださいね。
ソフトレジンのコーティング実践編
ここからは、さらにワンランク上の仕上がりを目指すための実践的なテクニックをご紹介します。プロの作家さんも使っているおすすめアイテムや、きれいに塗るための具体的な手順を一緒に見ていきましょう!
専用剤の代用になるアイテム
ソフトレジン専用のコーティング剤が手元にない時、何か別の手持ちのアイテムで代用できないか悩みますよね。
比較的使いやすく仕上がりも綺麗なのが、ネイル用のトップジェル(ソフトタイプ)です。特に、硬化後に未硬化ジェルの拭き取りが不要な「ノンワイプタイプ」を選ぶと、エタノールで拭き取る手間も省け、ベタつきの心配がなくツルツルに仕上がりますよ。ただし、レジン液の成分とジェルの成分の相性によっては弾いてクレーターのようになってしまうこともあるので、まずは見えない裏側の部分などで一度試してから本番に使うことをおすすめします。
水性ニスやアクリル絵の具用のバーニッシュなども、ごく薄く塗ればある程度は曲げに追従してくれますが、耐水性や表面の強度の面では、やはりレジンやジェルネイルには劣ってしまいます。
プロもおすすめのレジン液
コーティングのクオリティを劇的に、しかも簡単に上げてくれるのが、パジコ(PADICO)の「UV-LEDレジン 星の雫[ソフト]」です。多くのハンドメイド作家さんが指名買いするのには、ちゃんとした理由があります。
一番の魅力は、硬化速度が圧倒的に速いこと!ライトを当てた瞬間に反応が始まるため、酸素阻害を受ける隙を与えずにサッと固まります。その結果、嫌なベタつきが極めて少ないんです。とてもしなやかでコシがあり、無理に曲げても白化しにくいため、作品を作るベースとしてはもちろん、コーティング剤としても非常に優秀です。
練習用や見えない芯の部分には安価なレジンを使っても、仕上げのコーティングだけはこれを使うことで、作品の完成度がプロ並みにぐっと高まりますよ。
黄変を防ぐためのポイント

せっかく気泡もなく綺麗にコーティングできても、時間が経つにつれて紫外線などの影響で黄色っぽく変色(黄変)してしまうのは悲しいですよね。
黄変を防ぐ一番確実な対策は、初めから黄変しにくい高品質なレジン液をコーティング層に使うことです。先ほどご紹介した「星の雫」などは、経年劣化による黄変がほとんど起こらないように設計されているため、長期間ガラスのようなクリアな状態を保ってくれます。
また、完成した作品を窓辺など直射日光(紫外線)が強く当たる場所に長時間置き続けると、どうしても素材の劣化が進みやすくなります。長く楽しむためには、保管する時は直射日光を避けるのも大切なポイントですね。
マットな質感を作る裏技

最近とても人気のある「すりガラス風」や「グミ風」のコロンとしたマットな質感。ハードレジンであれば、細かい目のスポンジヤスリなどで優しくサンディング(ヤスリがけ)することで艶消しができますが、ソフトレジンはヤスリをかけると表面が傷つき、白く濁ったように毛羽立ってしまいます。
そこでおすすめなのが、ヤスリを使わない化学的なマットコーティングです!パジコの水性アクリルニスSEALERなどを使えば、液中に含まれる微細な成分が光を乱反射して、削ることなく美しいマット肌を作ってくれます。
塗る時の裏技ですが、筆でスーッと塗ってしまうとどうしても筆の毛先のスジが残ってしまいます。ボトルをよく振って成分を混ぜた後、専用の小さなスポンジやメイク用のスポンジで「ポンポン」と優しく叩き込むように乗せていくと、ムラにならず均一できれいに仕上がりますよ!
また、最初から内側がザラザラ(梨地)に加工されているマット調のシリコンモールドを使えば、型から抜いた瞬間に完璧なマット面が完成するので、後からコーティングが剥がれる心配がなく、よく曲げる作品には一番おすすめの方法です。
初心者必見の正しい塗り方

最後に、失敗せずにきれいにコーティングするための具体的な手順を順番にお伝えしますね。この手順を守るだけで、仕上がりが全然違ってきますよ。
| 手順 | 具体的なポイント |
|---|---|
| 1. 脱脂(下地処理) | 硬化した土台の表面についた見えない油分や手の皮脂を、エタノールで優しく拭き取ります。これを怠ると、コーティング剤が弾いてクレーターのような穴が開く原因になります。 |
| 2. 塗布(レベリング) | ナイロンの平筆やシリコンブラシで液を乗せます。筆でゴシゴシ塗るのではなく、液の表面張力で自然に平らになる(レベリング)のを少し待つのがムラをなくすコツです。 |
| 3. 気泡抜き | エンボスヒーターを数秒だけサッと当てて液を馴染ませ、微細な気泡を飛ばします。※温めすぎるとソフトレジンの土台が熱で変形するので要注意です! |
| 4. 段階的照射と冷却 | ライトに入れる前に数分静置し、最初はライトを少し離して弱く当ててから本硬化します。急激な熱によるシワを防ぎます。 |
硬化直後の取り扱いに関する注意
ライトから取り出した直後は、レジンが化学反応の熱を持っていて非常に柔らかい状態になっています。この時に「ちゃんと固まったかな?」と触ってしまうと、指紋がくっきり残ってしまい取り返しがつきません!完全に熱が冷めて常温に戻るまでは、絶対に触らないでくださいね。
ソフトレジンのコーティングのまとめ

いかがでしたか?ソフトレジンで作った柔軟な作品を、割れやベタつきなく美しく仕上げるためのコツや、コーティング時の様々なトラブル対策について詳しく解説してきました。
一番大切なのは、「ソフトな土台には必ずソフトなコーティング材(同種のレジンやソフトジェル)を使うこと」、そして「酸素や湿度をしっかりコントロールして硬化不良を防ぐこと」です。仕上げのコーティング部分には少しだけ奮発して良質なレジン液を使うことで、ベタつきや剥がれのストレスから一気に解放されて、見違えるようにクオリティの高い美しい作品になりますよ。
ぜひ今回ご紹介したポイントやおすすめアイテムを参考にして、あなただけの素敵なレジン作品づくりをもっともっと楽しんでくださいね!
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