レジン固定スタンドは100均で!代用アイテム10選

How to

※本記事はプロモーションが含まれています。

レジン作品のクオリティを上げるため、コーティングや硬化、穴あけといった繊細な作業は欠かせません。しかし、作業中に「作品をどう固定すればいいの?」と手が止まってしまう方は多いはずです。専用のスタンドや固定器具は便利ですが、高価なものも少なくありません。

実は、その悩みは100均(ダイソー、セリア、キャンドゥなど)で手に入るアイテムで十分に代用が可能です。この記事では、レジンの固定スタンドとして使える100均の便利グッズを、具体的な作業シーン別に徹底解説します。

ダイソーやセリアで見つかる塗装スタンドの代用品から、硬化固定や穴あけ固定に役立つ意外なアイテム、さらにはキーホルダー固定に便利な100均クリップ、固定用の両面テープ、作業台マットまで、あなたのレジン制作をサポートする情報を網羅しました。

この記事のポイント!
  • 100均で揃うレジン固定スタンドの代用品
  • 作業別(硬化・コーティング・穴あけ)の固定方法
  • ダイソーやセリアで買える便利アイテム
  • 手軽な固定具(クリップや両面テープ)の使い方

レジン固定スタンドを100均で探す方法

  • レジンのコーティング固定は100均で解決
  • レジン硬化の固定も100均アイテムで
  • 100均で買えるレジン塗装スタンドとは
  • 穴あけ固定は100均の耐震マットが便利
  • キーホルダーの固定も100均で対応

レジンのコーティング固定は100均で解決

レジンのコーティング固定は100均で解決 イメージ

レジン作品の仕上げであるコーティング作業。美しい艶を出し、表面を保護するための重要な工程ですが、指紋やホコリが付着しやすい最大の難所でもあります。このとき、作品に一切触れずに作業できる環境を作ることが、完成度を左右する鍵となります。

この悩みをスマートに解決するのが、100均のネイルコーナーで販売されているネイルチップスタンド」です。本来はネイルチップにアートを施すための道具ですが、これがレジン作品の固定に驚くほど適しています。

ネイルチップスタンドの使い方とコツ

使い方は非常にシンプルです。スタンドの先端(チップを乗せる部分)に、同じく100均の文房具コーナーなどで手に入る「練り消し」や「粘着タック」(“ひっつき虫”などの商品名で販売されています)を少量取り付けます。

そこにレジン作品の裏面(または目立たない部分)を押し付けるだけで、しっかりと固定が可能です。練り消しや粘着タックは、適度な粘着力で作品を支えつつ、剥がしたときに糊(のり)が残りにくいのが最大のメリット。平らでない作品や、少し角度をつけて固定したい場合にも、粘土のように形を変えて柔軟に対応できます。

セリアの「マグネット式」が特におすすめ

特にセリアなどで見かけるマグネット式(台座とスタンド部分が磁石で分離するタイプ)は、作業効率が格段に上がります。作品を固定したスタンド部分だけを磁石から外し、手元で自由に回転させながらコーティング剤を塗布。塗り終わったら台座に戻し、台座ごとUV-LEDライトに出し入れすることができます。

これにより、作品に一切触れることなくコーティングから硬化までを完了できるため、指紋や歪みのないプロのような仕上がりを実現できます。

重い作品を固定する裏ワザ

作品が大きかったり、重いパーツが付いていたりして不安定な場合は、ネイルチップスタンドを複数(2〜3個)使い、作品を多点支持することで安定性が増します。粘着タックの量を少し多めにすることも有効です。

レジン硬化の固定も100均アイテムで

レジン硬化の固定も100均アイテムで イメージ

レジン、特に薄く平たいプレート状の作品(コースターやネームタグなど)は、硬化熱による収縮によって反りが発生することがあります。せっかく綺麗にできても、反ってしまっては台無しです。

これを防ぐためには、硬化中に作品を水平な状態でしっかり押さえつけておく必要があります。この「反り防止」の固定に役立つのが、100均の強力な両面テープや、防災コーナーにある耐震マットです。

具体的な反り防止の手順

作業台にシリコンマットやクリアファイルを敷き、そこにダイソーの「超強力アクリルフォーム両面テープ」などを短く切って貼ります。その上にモールド(型)や作品を貼り付けて固定し、反りを物理的に抑え込みながら硬化させます。

透明タイプのアクリルテープなら、裏面からライトを当てることも可能で便利です。また、「耐震マット」も硬化時の固定に使えます。耐震マットの持つ強力な吸着力で作品を水平に押さえつけることで、硬化時の反りを最小限に抑えることができます。

粘着残りには十分注意

両面テープを使用する場合、特に粘着力が強いタイプは、作品の裏面に粘着剤が残ってしまう可能性があります。アクリルフォームタイプは比較的残りにくいですが、万が一に備え、完成品ではなく硬化途中の段階で使用するか、剥がした後の処理(無水エタノールやシール剥がし剤で拭き取るなど)を前提に利用しましょう。

100均で買えるレジン塗装スタンドとは

100均で買えるレジン塗装スタンドとは イメージ

レジン作品の側面や細部にアクリル絵の具などで色を塗る際、手で持つと指が邪魔になったり、塗ったばかりの場所に触れて塗料が付着したりしてしまいます。このような塗装作業の効率を劇的に上げるアイテムが、セリアの「塗装クリップです。

これは本来、プラモデル用の道具としてホビーコーナーで販売されています。

約20cmほどの竹串のような持ち手の先端にワニ口クリップが付いており、作品を挟んで固定できます。これにより、作品本体に触れることなく、あらゆる角度から塗装やコーティングが可能になります。

セリアのホビーコーナー(プラモデル売り場など)で、5本110円程度で販売されていることが多いです。レジン用として販売されているわけではないので、探す場所には注意してくださいね。ダイソーやキャンドゥでは、店舗によって取り扱いが異なるようです。

塗装後の乾燥も簡単に

塗装やコーティングが終わった後は、クリップの持ち手部分を土台に挿して乾燥させます。この土台も100均で揃います。例えば、以下のアイテムが便利です。

  • 発泡スチロールブロック(園芸用や工作用)
  • 紙粘土(乾燥させて固めたもの)
  • 段ボール(厚手のものに突き刺す)

作品を挟む際は、ヒートン(金具)部分や、完成後に見えなくなる裏側などを選んで挟むのが、跡を残さないコツです。

穴あけ固定は100均の耐震マットが便利

穴あけ固定は100均の耐震マットが便利 イメージ

硬化したレジンにヒートンや金具を通すための穴を開ける際、ピンバイス(ハンドドリル)を使います。しかし、作品が小さかったり、表面がツルツルして滑りやすかったりすると、手で押さえるだけでは不安定です。ドリルが滑って狙った場所に正確に穴を開けられないだけでなく、最悪の場合、手元が狂って怪我をする危険もあります。

この「穴あけ作業」の固定に絶大な効果を発揮するのが、100均の防災・家具コーナーにある耐震マット(耐震ジェル)です。

耐震マットを机に置き、その上にレジン作品を乗せて上から軽く押し付けるだけ。これだけで、マットの強力な吸着力が作品をがっちりホールドします。これにより、作品がズレるのを完全に防ぎ、両手でピンバイスをしっかり持って垂直に力を加える作業に集中できます。

この吸着力は、耐震マットの素材(ポリウレタンエラストマーなど)が持つ特性によるものです。(参照:アイリスオーヤマ公式サイト「耐震マット」製品情報

さらに安定させるテクニック

より安定感を求めるなら、クリアファイルなどに耐震マットを貼り付け、その上に作品を固定する方法もおすすめです。クリアファイルごと動かせるため、作業場所の微調整も簡単になります。

ピンバイス自体も、以前は高価な工具でしたが、現在はダイソーなどでドリル刃とセットで200円~300円程度で販売されており、100均で揃えることが可能です。

キーホルダーの固定も100均で対応

キーホルダーの固定も100均で対応 イメージ

ヒートンや丸カンといった金具をすでに取り付けたキーホルダーやチャーム。これに最後の仕上げコーティングを施す際、「どこを持って乾かせばいいか」に本当に困ります。

このジレンマを解決するのが、100均の「目玉クリップ」や「強力マグネットクリップ」です。

使い方は簡単で、作品に取り付けたヒートン(金具の輪っか部分)やチェーンの端をクリップで挟んで固定するだけ。特にマグネット付きのクリップであれば、金属製のトレイやラック、またはUVライトの天板(金属製の場合)にくっつけて、作品を宙に浮かせた状態で乾燥・硬化させることが可能です。

これにより、作品のどこにも触れることなく、側面まで含めた全面を均一に硬化させられます。100均の「ホワイトボード」や「金属トレイ」を作業台として用意し、そこにマグネットクリップを貼り付けて使うのも効率的です。

レジン固定スタンド100均アイテム具体例

  • 100均クリップでの固定アイディア
  • ダイソーで探すレジン固定グッズ
  • セリアで買えるレジン固定アイテム
  • 固定には両面テープという選択肢も
  • 作業台も100均で用意しよう
  • レジン固定スタンドは100均で揃えよう

100均クリップでの固定アイディア

100均クリップでの固定アイディア イメージ

「レジン 固定 100均 クリップ」と検索すると、作家さんたちの様々なアイディアが見つかります。前述の「塗装クリップ」や「マグネットクリップ」以外にも、工夫次第で多くのクリップが固定具として活躍します。

例えば、洗濯用品コーナーにあるシリコン製の洗濯ばさみ」です。

先端がシリコン素材で覆われているため、作品を傷つけにくく、それでいて優しく確実に掴むことができます。また、シリコン素材はレジン液が付着しても硬化すれば簡単に剥がせるため、汚れを気にせず使える点も大きなメリットです。

クリップとマスキングテープの併用技

ヘアクリップの土台(ミール皿)にレジンを盛る際、クリップ自体が斜めになってしまい、レジン液が偏ってしまうことがあります。このような場合は、クリップを開いた状態で作業台に置き、マスキングテープでクリップの持ち手部分を作業台に貼り付けて「仮固定」してみてください。たったこれだけで土台が水平になり、作業が格段にしやすくなります。ブローチ金具を接着する際にも応用できるテクニックです。

ダイソーで探すレジン固定グッズ

ダイソーで探すレジン固定グッズ イメージ

ダイソーはレジン関連グッズの宝庫ですが、「固定」という観点では以下のアイテムが特に優秀です。探すコーナーとあわせてチェックしてみてください。

アイテム名主な用途(固定方法)探すコーナーの目安
耐震マット・ジェル穴あけ時、硬化時の反り防止(吸着固定)防災用品、家具転倒防止
超強力アクリルフォーム両面テープ硬化時の反り防止、スタンドへの接着(粘着固定)文房具、DIY・工具
ネイルチップスタンドコーティング、塗装(スタンド固定)ネイル用品、コスメ
ピンバイス(ハンドドリル)穴あけ作業そのもの(※固定具と併用)DIY・工具、クラフト
粘着タック(ひっつき虫)スタンドへの仮固定(粘着固定)文房具

特に耐震マットは、レジン作業以外にもフィギュアの固定や工具の滑り止めなど、多用途に使えるため一つ持っておくと非常に便利です。

セリアで買えるレジン固定アイテム

セリアで買えるレジン固定アイテム イメージ

セリアは、作家向けのニッチな需要に応える「かゆいところに手が届く」アイテムが多いのが特徴です。「固定」に関しても、専門的な作業をサポートする商品が見つかります。

アイテム名主な用途(固定方法)探すコーナーの目安
ネイルチップスタンド(マグネット式)コーティング、塗装(スタンド固定)※特におすすめネイル用品、コスメ
塗装クリップ(ホビー用)塗装、コーティング(クリップ固定)ホビー、プラモデル
シリコンマット作業台の滑り止め(間接的な固定)クラフト、キッチン用品
シリコンブラシ(ネイル用)レジン液を塗る際や、パーツをそっと押さえるのに使用ネイル用品、コスメ
強力マグネットクリップキーホルダーなどの宙吊り固定文房具、キッチン収納

前述の通り、コーティング作業にはセリアの「マグネット式ネイルチップスタンド」が現状の最適解と言えるほど便利です。また、塗装作業には「塗装クリップ」が非常に役立ちます。これらはレジンコーナーではなく、それぞれネイルコーナーやホビーコーナーにあることが多いので、店内を探してみてください。

固定には両面テープという選択肢も

固定には両面テープという選択肢も イメージ

レジンの固定のための両面テープは、これまで解説した中でも特に反り防止スタンドへの接着の2つの場面で大活躍します。

前述の通り、硬化時の反りを防ぐために作業台にモールドごと貼り付ける使い方が一つ。もう一つは、ネイルチップスタンドや自作スタンドの先端に両面テープを貼り、練り消しの代わりとして作品を固定する使い方です。

練り消しでは固定力が足りないと感じる少し重さのある作品や、絶対に水平を保ちたい場合に適しています。

テープの種類に注意してください

両面テープなら何でも良いわけではありません。文房具用の紙製の両面テープは、剥がす際に作品側にテープが残りやすく、その後の処理が非常に大変です。レジン固定に使う場合は、粘着剤が残りにくく、クッション性もあるアクリルフォームタイプ」や、糊残りゼロを目指すなら「シリコンタイプ」の強力両面テープを選ぶことを強くおすすめします。

作業台も100均で用意しよう

作業台も100均で用意しよう イメージ

レジンの固定スタンドの100均の固定具を探す以前の、最も重要な前提として、作業環境そのものを整えることが重要です。ここで必須アイテムとなるのが、100均のシリコンマット(キッチン用やクラフト用)です。

これは「スタンド」ではありませんが、作業全体の安定性、つまり「固定」に大きく貢献します。

マット自体に滑り止め効果があるため、作業中にモールドや調色カップが不意に動くのを防いでくれます。また、レジン液がこぼれても、硬化させればペリッと簡単に剥がせるため、作業台を汚す心配がなくなり、ストレスが軽減されます。

最重要:作業環境と「換気」について

安定した作業台(シリコンマット)の上で、適切な固定具(スタンドやマット)を使う。これが作品のクオリティを上げるための近道です。加えて、レジン作業では安全面にも最大限配慮してください。レジン液は化学物質であるため、作業中は必ず十分な換気を行うことが極めて重要です。

厚生労働省も、化学物質を取り扱う際の基本的な対策として、換気(全体換気装置や局所排気装置の使用)の重要性を指摘しています。(参照:SK本舗(レジンの使用にあたって注意すべき七ヶ条)
窓を開ける、換気扇を回すなど、空気の流れを確保した環境で作業しましょう。

レジン固定スタンドは100均で揃えよう

最後にこの記事で解説した、レジン固定スタンドの代用となる100均アイテムのポイントと、紹介した様々なアイデアをわかりやすく解説してくれている動画を見つけたので、最後に載せておきます。
>>レジンコーティングの為にスタンドを作りました! 動画元:ココアクセサリーhandmade

動画元:ココアクセサリーhandmade
チェックリスト
  • レジン作品の固定は専用スタンドがなくても100均で代用可能
  • コーティングや塗装作業には「ネイルチップスタンド」が最適
  • 特にセリアの「マグネット式ネイルチップスタンド」は作業効率が飛躍的に向上
  • スタンドへの固定には「練り消し」や「粘着タック」が糊残りせず便利
  • 塗装作業にはセリアの「塗装クリップ」が持ち手になり便利
  • 塗装クリップは発泡スチロールブロックなどに挿して乾燥できる
  • 硬化時の「反り」防止には「強力両面テープ」や「耐震マット」が有効
  • ダイソーの「アクリルフォーム両面テープ」は反り防止固定に使える
  • ピンバイスでの穴あけ作業には「耐震マット」が最強の固定具となる
  • 耐震マットは強力な吸着力で作品をがっちりホールドしズレを防ぐ
  • キーホルダーなど金具付き作品は「マグネットクリップ」で挟むと便利
  • マグネットクリップなら宙吊りで乾燥・硬化が可能
  • 「シリコン製の洗濯ばさみ」も作品を傷つけず優しく固定するのに使える
  • 「シリコンマット」は作業台の滑り止めとして間接的に固定に貢献する
  • 作業中は安全のため必ず「換気」を行う
  • ダイソーやセリアのネイル、ホビー、防災、文具コーナーを探してみよう

専用品でなくても、アイディア次第でレジン制作はもっと快適になります。ぜひお近くの100均で、あなたの作業にピッタリな「固定アイテム」を見つけてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました