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レジンの琥珀の作り方を探しているあなたは、きっと本物のようなリアル 琥珀 レジンを作りたいと考えているはずです。琥珀特有の深い色の作り方や、まるで時が止まったかのようなリアルな虫の琥珀の作り方のテクニック、さらには宝石のような輝きを生む研磨による仕上げまで、その工程は奥深く、多岐にわたります。
100均の材料だけでどこまでクオリティを追求できるのか、本格的なエポキシ樹脂 琥珀 作り方とUVレジンでは何が違うのか。また、どの着色料を選べばあの透明感を保ったまま気泡が入りにくいのか、といった具体的な疑問をお持ちかもしれません。
この記事では、レジンで作る琥珀の基本的なテクニックから、ネックレスやピアスといった美しいアクセサリーに加工する方法まで、初心者の方がつまずきやすいポイントも含めて詳細に解説します。
- 本物そっくりの琥珀色の混色テクニック
- 100均アイテムと本格的な道具の使い分け
- 積層や研磨によるプロ級の仕上げ方法
- ネックレスやピアスへの具体的な加工手順
レジン 琥珀 作り方の基本と着色
- 100均で揃う?必要な道具と材料
- 琥珀色に必須のレジン着色料とは
- リアルな琥珀色の作り方のコツ
- 気泡を減らし透明感を出す方法
100均で揃う?必要な道具と材料

レジンで琥珀作りを始める際、多くの道具や材料を100円ショップ(セリアやダイソーなど)で揃えることが可能です。特に「まずはお試しで」と考えている方にとって、初期投資を抑えられるのは大きなメリットになります。
ただし、仕上がりのクオリティや作業効率を追求する場合は、やはり専門の道具も視野に入れると良いでしょう。まずは100均アイテムで試してみて、本格的に取り組みたくなったら専門品を買い足していくのが最も賢明なステップです。
100均で揃えやすいアイテム
以下のアイテムは、100円ショップのクラフトコーナーやネイルコーナーで見つけやすいものです。
- UVレジン液(カラー): セリアなどで「カラーレジン(黄色・茶色)」が販売されています。すでに色が着いているため、調色(色を混ぜる)の手間がなく、そのまま使える手軽さが最大の魅力です。
- シリコンモールド: 琥珀に適した宝石型、球体、鉱石風の多面体などの型が揃っています。
- UVライト: ハンディタイプの簡易的なものが入手できる場合があります。ただし、W(ワット)数が低く硬化に時間がかかる、または厚みのある作品は中まで光が届かず硬化不良を起こしやすい傾向があります。
- アクセサリーパーツ: ヒートン、丸カン、ネックレスチェーン、ピアス金具など、加工に必要な基本的な金具類。
- 仕上げ用品: 耐水ペーパーセット(粗目〜細目)や、ネイル用のトップコート(コーティング剤の代用として使われることがあります)。
- その他: 金箔の模造品(内包物用)、調色パレット、爪楊枝(レジン液を混ぜる・気泡取り用)、マスキングテープ(型の固定など)。
100均レジン液・ライトの注意点
データベース情報にもある通り、100均のカラーレジンはレビューで「気泡が抜けにくい」と指摘されることがあります。これはレジン液の粘度(硬さ)が関係している可能性があります。また、UVライトもW数が低いと、特に色の濃いレジンは光が透過しにくく、表面は硬化しても内部がベタベタする「硬化不良」を起こしやすい点に注意が必要です。
本格的に揃えたい専門の道具
よりハイクオリティな作品、特に販売などを視野に入れた作品を目指す場合、以下の道具があると格段に作業効率と仕上がりが向上します。
- 高性能UV-LEDライト: 36Wや48WなどW数が高く、短時間でしっかりと中まで硬化できます。UV(紫外線)とLED(可視光線)の両方の波長に対応したハイブリッドタイプが現在の主流です。
- エンボスヒーター: レジン液を温めて気泡を抜く専用の道具です。ドライヤーとは異なり「風を出さずに熱だけを送る」ため、レジン液が飛び散ったり、ホコリが入ったりするのを防げます。
- ピンバイス(電動または手動): アクセサリー金具(ヒートン)用の下穴を、正確かつ楽に開けるための必須道具です。手動でも十分作業可能ですが、電動タイプは作業負担を大幅に軽減します。
- 調色パレット(シリコン製): 色を作る際に使います。シリコン製なら、余ったレジン液を硬化させてからペリッと剥がせるため、手入れが非常に簡単です。
琥珀色に必須のレジン着色料とは

琥珀のリアルさを追求する上で、「色」は最大の要因と言っても過言ではありません。透明感を保ったまま、奥深い飴色や深いべっ甲色を表現するには、透明なレジン液に対し、レジン専用の着色料を混ぜて色を作るのが最もおすすめです。
着色料には大きく分けて「染料」と「顔料」の2タイプがあります。
| タイプ | 特徴 | 琥珀作りへの適性 |
|---|---|---|
| 染料(液体) | レジン液に溶け込み、透明度を保ったまま着色できる。 | ◎(最適)。琥珀特有の透明感を損なわずに色を付けられる。 |
| 顔料(粉末・液体) | レジン液の中で微細な粒子が分散する。透明感は低め(不透明になりやすい)。 | △(不向き)。透明感が失われ、琥珀らしさが損なわれやすい。 |
琥珀作りでは、透明感を出すことが非常に重要なため、「染料」タイプの液体着色料を選ぶのがセオリーです。
代表的なレジン着色料の比較
ここでは、琥珀作りに適した主要な「染料」系着色料を比較します。
| 着色料の種類 | 特徴 | 琥珀作りでのメリット |
|---|---|---|
| パジコ「宝石の雫」 | 液体タイプ(染料)。透明感が非常に高い。1滴ずつ出しやすいボトル形状。 | 「イエロー」と「ブラウン」の混色で、透明感のあるリアルな琥珀色を微調整しやすい。例えば、株式会社パジコの「宝石の雫」公式サイトでも、その透明度の高さが特徴として挙げられています。 |
| 作家のためのレジン着色剤 | 色付きのレジン液タイプ。ベースのレジン液と粘度が近いため混ざりやすい。 | ムラになりにくく、気泡が抜けやすいと評価されています。濃い色でも未硬化になりにくいため、模様を描き込む際にも適しています。 |
| 100均 カラーレジン | 色付きのレジン液。安価で手軽。 | 調色不要で「黄色」や「茶色」をそのまま使える手軽さ。ただし、粘度が高めで気泡が抜けにくい傾向があります。 |
補足:べっ甲色セットの活用
着色料の中には、あらかじめ「べっ甲色」として販売されているものもあります。また、パジコの「宝石の雫」には「霞」や「狭霧」といった、くすんだ色合い(ニュアンスカラー)のセットもあり、これらを使うと単色のイエローやブラウンだけでは出せない、より深みのあるアンティークな色合いが出しやすいです。
リアルな琥珀色の作り方のコツ

琥珀色を自分で混色(調色)する場合、美しい透明感を失わないために、いくつかの重要なコツがあります。一滴の失敗が作品全体に影響するため、慎重な作業が求められます。
1. 「1滴ずつ」が鉄則
色は必ず「薄い色(イエロー)」から作り始めます。調色パレットに透明なレジン液を適量とり、まずイエローの着色料を1滴落として混ぜます。
その色を確認した後、次に「濃い色(ブラウンや、好みでレッド少量)」を、爪楊枝の先でほんの少しすくい取る程度、またはボトルから1滴落とすか落とさないか、というレベルで微量に加え、様子を見ながら混ぜてください。
色は、一度濃くしてしまうと修正が非常に困難です。薄くするには大量の透明レジン液を追加する必要があり、コストも手間もかかります。必ず「薄い色から」「少量ずつ」試すことを徹底しましょう。
2. 「やや薄め」に着色する
キーホルダーやネックレスのトップなど、ある程度の厚みのある作品にする場合、調色パレットの上で「ちょうどいい濃さ」に見えても、型に流して厚みが出ると、想像以上に色が濃く見えます。
色が濃すぎると光を通さず、ただの黒っぽい塊に見えてしまい、琥珀の魅力である「光が透過した時の美しさ」が失われてしまいます。
特に後述する「積層」テクニックを使う場合は、各層を「やや薄いかな?」と感じる程度に着色するのが、最終的に美しい透明感を出す最大のコツです。
3. 金箔(模造品)を入れる
着色したレジン液に、100均などでも手に入る金箔の模造品(ネイルコーナーにあることが多いです)を細かくちぎって散りばめるのも、リアルさを出す上で非常に効果的です。
光が内部で乱反射し、琥珀内部の自然な輝きや、太古のインクルージョン(内包物)のような複雑な質感を表現できます。ただし、入れすぎると派手になりすぎるため、こちらも少量ずつ加えるのがポイントです。
気泡を減らし透明感を出す方法

琥珀作りの最大の敵、それが「気泡」です。気泡が作品内部に残ってしまうと、作品の透明感が著しく損なわれ、リアルさも失われてしまいます。いくつかの対策を組み合わせて、気泡を徹底的に除去しましょう。
気泡を減らすための主な対策
- ゆっくり混ぜる: レジン液と着色料を混ぜる際は、爪楊枝や調色スティックで「切るように」ゆっくりと混ぜます。コーヒーをかき混ぜるように激しく混ぜると、空気を大量に巻き込んでしまいます。
- レジン液を温める: レジン液は温度が低いと粘度が高く(硬く)なり、一度入った気泡が抜けにくくなります。エンボスヒーターでレジン液を温めると粘度が下がり(柔らかく)なり、気泡が自然に浮き上がりやすくなります。
- ゆっくり注ぐ: 型に流し込む際は、型の側面を伝わせるように、できるだけ細くゆっくりと注ぎます。上から勢いよく注ぐと、その衝撃で気泡が発生します。
- 硬化前に気泡を取る: ライトを当てる前に、表面に浮いてきた気泡を爪楊枝の先で潰すか、すくい取ります。型の側面や隅に付着した小さな気泡も見逃さないよう、様々な角度からチェックしましょう。
- (非推奨)ドライヤーで温める: エンボスヒーターが無い場合、ドライヤーで代用する方法も紹介されますが、これは非推奨です。ドライヤーの風は、レジン液が飛び散る原因になるだけでなく、室内のホコリを巻き込んでレジン液に付着させてしまうリスクが非常に高いためです。
特に冬場は室温が低く、レジン液が硬くなりがちです。作業前にお湯(40℃程度のぬるま湯)でボトルごと湯煎して温めておくと、格段に扱いやすくなりますよ。(※この時、ボトル内に水が入らないよう、キャップがしっかり閉まっているか確認してくださいね)
本格的なレジン 琥珀 作り方と加工
- リアルな琥珀のレジンは積層が鍵
- 内包物(虫)の作り方と封入技術
- エポキシ樹脂での琥珀の作り方と注意点
- 研磨とコーティングで輝きを出す
- ネックレスへの加工とヒートン固定
- ピアスなどアクセサリー加工のヒント
- レジンの琥珀の作り方の要点まとめ
リアルな琥珀のレジンは積層が鍵

本物の琥珀のような内部の奥行きや、複雑な色の濃淡、そして内包物が浮いているかのような立体感を出すには「積層」が最も重要なテクニックです。これは、レジンを複数の層(レイヤー)に分けて重ねて硬化させる方法を指します。
一手間も二手間もかかりますが、この工程を経ることで作品のリアルさは飛躍的に向上します。また、UVレジンの場合、一度に厚く注ぎすぎるとUVライトが内部まで届かず硬化不良を起こすため、それを防ぐ意味でも積層は重要です。
積層テクニックの手順例
(例:多面体のシリコンモールドを使う場合)
- 型に、ごく薄く着色した琥珀色のレジン液を1/4ほど流し込み、一度硬化させます。(これが1層目)
- その上に、内包物(次の項目で解説)を配置します。
- 再度レジン液を注ぎ、内包物が隠れる程度で硬化させます。(2層目)
- この時、1層目より少し濃い色にしたり、あえて違う色(茶色など)を爪楊枝の先で少量垂らしたりすると、自然な色の揺らぎが生まれます。
- 型がいっぱいになるまで、「レジン液を注ぐ→(必要なら内包物を置く)→硬化」を数回繰り返します。
積層にかかる時間
この積層方法は、大きな作品やリアルさを追求する作品(例:セミの抜け殻を入れた人工琥珀)で特に有効です。データベース情報によれば、作品の大きさや層の数によっては、完成までに積層と硬化だけで2日程度かかる場合もあるとのことです。焦らずじっくり取り組むことが求められます。
内部の模様(マーブル)の作り方
積層による色の違いとは別に、琥珀特有のモヤっとした模様(マーブル模様)を作る方法もあります。これはネイルアートの「べっ甲柄」の技法を応用したものです。
- ベースとなる「黄色」のレジン液を型に流し、一度硬化させます。
- その上に、透明なレジン液を「のり」のように薄く塗ります(※ここでは硬化させません)。
- 「茶色」のレジン(または着色剤)を、爪楊枝の先などでポツポツとランダムに置きます。
- 透明なレジン液の上で、置いた茶色を細い筆や爪楊枝で軽く引き伸ばしたり、ぼかしたりして模様を作ります。透明なレジンがクッションとなり、色が自然に滲んだような模様ができます。
- 好みの模様になったら、ライトを当てて硬化させます。
内包物(虫)の作り方と封入技術

琥珀の最大の魅力は、太古の虫や植物が閉じ込められた、そのロマンにあると言っても過言ではありません。レジン作品でも、内包物(インクルージョン)を封入することで、作品に物語性と世界観を深く宿すことができます。
虫の封入方法
リアルな虫を封入する場合、「セミの抜け殻」の一部(足や羽の破片など)がよく使われます。自然素材でありながら、すでに乾燥しているためレジンとの相性も良いです。
ただし、使用する際は注意が必要です。万が一、内部に湿気が残っていると、レジン硬化後に水分が膨張・変質し、作品が白く濁ったり、最悪の場合は内部で素材が変色したりする原因となります。使用前は数日間、乾燥剤(シリカゲル)と共に密閉容器に入れておくなど、徹底的に乾燥させることが重要です。
また、手軽に雰囲気を出すなら、ネイル用の小さな虫や蝶のパーツ、あるいは琥珀専用に作られた封入フィルム(シール)も便利です。これらを前述の「積層」テクニックの途中で配置し、レジンで完全に包み込みます。
封入のポイント(浮き上がり防止)
内包物を一度に厚いレジンで包もうとすると、レジンの浮力で内包物が浮いてきたり、意図しない場所に位置がずれたりします。
これを防ぐには、必ず「薄くレジンを敷く→内包物を置く→一度ライトを当てて硬化し、位置を固定する→さらに上からレジンを注ぐ」という手順を踏むのが成功のコツです。焦って一度に済ませようとしないことが大切です。
その他の内包物アイデア
虫以外にも、琥珀らしさを演出できる素材は多くあります。
- 乾燥させた小花(ドライフラワー、かすみ草など)
- ごく小さな木の破片(バルサ材の削りカスなど)
- 星の砂(太陽の砂)
データベース情報には、ユニークなアイデアとして、100均(ダイソーなど)のガラス小瓶に星砂や巻貝を入れ、その小瓶ごと丸ごと琥珀レジンに封入するというものもありました。様々な素材で、自分だけの「物語」を作ってみるのも面白いでしょう。
エポキシ樹脂での琥珀の作り方と注意点

ここまでは主にUVレジン(紫外線で硬化するレジン)を前提に解説してきましたが、本格的な琥珀作り、特に大きな作品を作る際にはエポキシ樹脂(2液性レジン)も使用されます。
エポキシ樹脂は「主剤」と「硬化剤」の2種類の液体を混ぜ合わせ、その化学反応によって硬化させるタイプです。UVレジンとは全く異なる特徴があるため、メリットとデメリット(注意点)を正しく理解して使い分ける必要があります。
エポキシ樹脂のメリット
- 高い透明度と耐光性(黄変しにくさ): 一般的にUVレジンよりも黄変(紫外線による経年劣化)しにくい製品が多いとされています。
- 大きな作品向き: 化学反応で硬化するため、UVライトが届かないような、厚みのある作品や大きな作品(例:文鎮、オブジェ)の制作に最適です。
- 気泡の自然脱泡: 粘度が低い製品が多く、2液を混合する際に気泡が入っても、硬化までに時間がかかるため、その間に気泡が自然に抜けやすい傾向があります。
- コストパフォーマンス: 大容量の製品が多く、一度に大量に使う場合はUVレジンよりグラム単価が安くなることがあります。
エポキシ樹脂の注意点(デメリット)
メリットが多い反面、エポキシ樹脂はUVレジンに比べて取り扱いが非常にデリケートです。以下の注意点を必ず守ってください。
1. 正確な計量と混合が必須(最重要)
エポキシ樹脂は、主剤と硬化剤の混合比率(例:重量比 2:1や3:1など)が製品ごとに厳密に決まっています。この比率が少しでもずれると、ベタベタして硬化しない「硬化不良」という致命的な失敗の原因となります。体積(ml)ではなく「重量(g)」で指定されている製品が多いため、必ず0.1g単位で計れるデジタルスケール(はかり)で正確に計量してください。
2. 硬化時間が非常に長い
UVレジンが数分で硬化するのに対し、エポキシ樹脂は完全硬化までに24時間~48時間以上(製品や室温による)かかります。その間、作品にホコリが入らないよう、フタをするなどの対策が必須です。また、硬化時間は室温や湿度に大きく左右されます。
3. 化学反応による発熱の危険性
エポキシ樹脂は化学反応で硬化するため、必ず「熱」が発生します。一度に大量に混合したり、厚みのある型に一気に注いだりすると、高温の「発熱」を起こし、作品が変形したり、シリコンモールドを痛めたりする危険性があります。琥珀のような厚みのある作品を作る際も、必ず複数回に分けて注ぐ(積層する)ようにしてください。
4. 安全な取り扱い(換気・保護)
2液性レジンは化学物質であり、硬化前の液体は皮膚に触れるとかぶれ(アレルギー)を引き起こす可能性があります。作業中は必ず保護手袋(ニトリル手袋など)を着用し、十分な換気を行ってください。取り扱いについては、厚生労働省 – 2023年度 家庭用品に係る健康被害の年次とりまとめ報告 (PDF)P8~9)や、各メーカーが提供する安全データシート(SDS)を必ず確認する習慣をつけましょう。
研磨とコーティングで輝きを出す

シリコンモールドから取り出したレジン作品は、ここで終わりではありません。特に積層した場合のわずかな段差や、型の縁にバリ(余分な出っ張り)が残った場合、「研磨(ヤスリがけ)」の工程がクオリティを劇的に左右します。
この地道な作業が、作品に宝石のような輝きを与えるのです。
1. 研磨(ヤスリがけ)
研磨には「耐水ペーパー(紙ヤスリ)」を使います。必ず目の粗いものから細かいものへと順番に使っていきます。途中の番手を飛ばすと、粗い傷が消えずに残ってしまいます。
研磨の際は、耐水ペーパーを水につけながら擦る「水研ぎ」が基本です。摩擦熱の発生を防ぎ、削りカスが飛び散るのを抑えることができます。
| 番手(目安) | 目的 |
|---|---|
| #400 ~ #600 | バリや大きな凹凸、段差を削り、形を整える(最も削れる) |
| #800 ~ #1000 | #400~#600で付いた粗いヤスリ傷を消し、表面を滑らかにする |
| #1500 ~ #2000 | さらに細かい傷を消し、表面をツルツルにする(この時点ではまだ曇っている) |
データベース情報によれば、この研磨作業だけで1日かかることもあるとされますが、リアルな琥珀の質感には欠かせない工程です。
さらに鏡のような輝きを求める場合は、#2000番までかけた後、模型用などに使われる「コンパウンド(研磨剤)」(粗目→細目→仕上げ目)を使って布で磨き上げると、完璧な鏡面仕上げになります。
2. コーティング(透明感の復活)
研磨(ヤスリがけ)を行った直後のレジンは、表面が細かな傷で曇り、すりガラスのようになっています。この状態では、せっかくの透明感が台無しです。
この曇った表面に、レジン専用のコーティング剤(またはUVレジン液そのもの)を、筆などで薄く均一に塗って硬化させます。これにより、研磨でついた微細な傷がレジンで埋まり、曇りが一瞬で消え、新品のような透明感と輝き(ツルツル・ピカピカの状態)が戻ります。
補足:トップコートマニキュアの代用について
100均などで手に入る「トップコートマニキュア」をコーティング剤の代用とする方法もありますが、長期的な使用には注意が必要です。レジンとマニキュアは材質が異なるため、時間が経つと黄変したり、ひび割れたり、剥がれてきたりする可能性があります。販売目的や長期保存したい作品には、専用のコーティング剤を使用するのが最も確実です。
ネックレスへの加工とヒートン固定

研磨とコーティングを経て宝石のように輝く琥珀レジンが完成したら、いよいよアクセサリーに加工します。ネックレスにする場合、金具(ヒートン)の取り付けが一般的です。この作業には「ピンバイス」という小型ドリルが必須です。
ヒートン取り付けの手順
- 下穴を開ける: 電動ピンバイス(または手動キリ)で、ヒートンのネジ部分より一回り細いドリル刃を選び、作品に対して垂直に下穴を開けます。
- 穴の深さを調整する: 穴が深すぎると作品を貫通してしまい、浅すぎるとヒートンが奥まで入りません。ヒートンのネジ部分の長さを測り、ドリル刃にマスキングテープで印を付けておくと、決まった深さで止められるため失敗がありません。
- 接着剤を流し込む: 開けた穴に、少量のUVレジン液またはアクセサリー用接着剤(デコボンディーなど)を爪楊枝などで流し込みます。
- ヒートンを差し込む: ヒートンをゆっくりとねじ込むように差し込みます。レジン液を使った場合は、ここで再度UVライトを当てて、ヒートンごと硬化・固定します。
ヒートンが固定できたら、その輪っか(カン)部分に丸カン(金具)を通して、ネックレスチェーンを繋げれば完成です。
強度を高めるテクニック
データベース情報によると、強度を高める(ヒートンが抜けにくくする)テクニックとして、先にレジン液を少量垂らして硬化させ、土台となる小さな山を作ってから、その中心に穴を開ける方法もあるようです。特に重さのある作品や、頻繁に力がかかるキーホルダーなどに応用できそうです。
ピアスなどアクセサリー加工のヒント

ネックレス以外にも、琥珀レジンはピアスやイヤリング、チャームなど、様々なアクセサリーに加工できます。作品の形状や大きさに合わせて、最適な金具を選びましょう。
1. ぶら下がり(フック)タイプ
ネックレスと同様に、レジン作品にヒートン(カン付き)を固定します。そのカン(輪っか)部分に、丸カンという別の金具を使って、ピアスのフック金具(またはイヤリング金具)を繋げます。耳元で琥珀が揺れる、存在感のあるアクセサリーになります。
2. スタッド(ポスト)タイプ
小さめに作った琥珀レジンや、平たい形状の作品に適した方法です。「平皿付き」のポスト金具(耳に刺す軸の部分と、接着用の平たいお皿が一体になった金具)を用意します。
作品の裏面の平らな部分に、レジン液またはアクセサリー用接着剤(レジンと金属に対応したもの)で、平皿部分を貼り付けて固定します。シンプルで使いやすいスタッドピアスが完成します。
3. 穴あけタイプ
薄めのプレート状の作品であれば、ピンバイスで貫通穴(上部に小さな穴)を開けることも可能です。開けた穴にTピンや9ピンといった金具を通し、先を丸ヤットコ(専用工具)で丸めてカンを作り、そこにピアス金具を接続します。
どの方法を選ぶかで、作品の印象も大きく変わってきます。100均でも様々なピアス・イヤリング金具がセットで販売されていますので、まずは手軽なものから試してみてはいかがでしょうか。自分の手で、太古のロマンをアクセサリーにしてみてください。
レジンの琥珀の作り方の要点まとめ

最後に、この記事で解説した「レジン 琥珀 作り方」の重要なポイントをリストで振り返ります。これらのコツを押さえて、ぜひあなただけのリアルな琥珀作品を完成させてください。
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