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こんにちは。気まぐれレジン便り、運営者の「TOMO」です。
お気に入りの写真をレジンに封入してみたら、なんだか全体が暗くなってしまったり、インクがにじんで台無しになってしまった経験はありませんか。せっかくの大切な思い出が、ひと手間の違いで残念な仕上がりになってしまうのは本当に悲しいですよね。
私もレジンを始めたばかりの頃は、印刷した紙をそのまま入れて失敗してしまったことが何度もありました。でも、実はセリアなどの100均アイテムを上手に使うだけで、誰でも簡単にプロのようなクリアな作品が作れるんです。
今回は、私が実際に試行錯誤してたどり着いた、レジンと写真がにじまない方法について、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。特別な道具がなくても、ちょっとしたコツを知っているだけで仕上がりは劇的に変わりますよ。一緒に素敵な作品作りを楽しみましょう。
- 100均アイテムを使った写真のにじみ防止テクニック
- コンビニ印刷やインクジェット紙の特性と使い分け
- プロ級の仕上がりにするためのプラ板活用術
- 作品を長持ちさせるための黄変や気泡対策のコツ
100均で実践!レジンと写真がにじまない方法
まずは、身近な100円ショップのアイテムを使って、誰でも手軽に実践できる基本のテクニックからご紹介します。写真がにじんだり暗くなったりする原因のほとんどは、レジン液が紙に染み込んでしまうことにあるんです。レジン液は硬化前は油のような液体なので、紙の繊維の隙間に入り込み、光の屈折率を変えてしまうことで「濡れたような暗い色」に見せてしまいます。ここでは、その「染み込み」をどうやって物理的にシャットアウトするか、具体的な手順を見ていきましょう。
セリアのコーティング剤が最強の対策

結論から言ってしまうと、私が最もおすすめするのはセリアで販売されている「UVレジン用コーティング剤」を使う方法です。これ、本当に優秀なんですよね。ハケ付きのボトルタイプになっていることが多く、マニキュア感覚でサッと塗れる手軽さが魅力です。
このコーティング剤の役割は、写真とレジン液の間に透明なバリア(遮断層)を作ることです。このバリアがあるおかげで、レジン液が紙の繊維に触れることがなくなり、インクの溶け出しや紙の変色を完全に防ぐことができます。
失敗しない「2度塗り」の法則
ここで一つ、絶対に守ってほしいポイントがあります。それは「必ず2度塗りをする」ということです。
1回塗っただけだと、目には見えない小さな気泡の穴(ピンホール)や、ハケの筋による塗りムラができている可能性があります。そこからレジンが侵入すると、その部分だけシミのように変色してしまうんです。これを防ぐための鉄板プロセスをご紹介します。
セリアのコーティング剤を使った最強プロセス
- 下準備:写真はまだカットせず、少し大きめの状態で作業するのがおすすめです(持ち手ができるため)。
- 1度目の塗布:コーティング剤を薄く均一に塗ります。厚塗りは乾燥不良の原因になるので、あくまで薄く伸ばしましょう。
- 完全乾燥:透明になるまでしっかり乾かします。自然乾燥で15分〜30分程度が目安です。
- 2度目の塗布:1度目と同じように上から重ね塗りをします。これで目に見えない穴を完全に塞ぎます。
- 仕上げ:完全に乾燥したら、使いたい形に写真をカットします。
この工程を踏むだけで、100円のアイテムとは思えないほどクリアで鮮やかな仕上がりになりますよ。
木工用ボンドで代用する時の重要手順

「今すぐ作りたいけど、手元に専用のコーティング剤がない!」という時は、どこのご家庭にもある木工用ボンドでも代用が可能です。ボンドも乾くと透明になる酢酸ビニル樹脂という成分でできているため、簡易的なバリアとして十分に機能してくれます。
ただし、ボンドは専用剤に比べて粘度が高く、そのまま塗ると筆跡が凸凹と残ってしまいがちです。小皿にボンドを出し、ほんの少しの水を加えて、筆で塗りやすい固さに調整してから使うのがコツです。
ここが最大の注意点!「エッジ処理」
ボンドを使う場合、あるいはコーティング後に写真をカットした場合に、一番失敗しやすいのが写真の「切り口(断面)」です。
写真の表面だけをガードしても、カットした断面(紙の厚みの部分)は繊維がむき出しになっています。レジン液は浸透力が強いので、このわずかな断面から毛細管現象でじわじわと内部へ染み込み、縁(フチ)から徐々に変色を広げてしまいます。
これを防ぐためには、写真を目的の形にカットした後に、ボンドを使って「包み込む」作業が必要です。
- 表面だけでなく、裏面もしっかり塗る。
- そして何より、側面(カットした断面)を筆先でなぞるようにして完全にコーティングする。
クッキングシートの上で乾かせばペリッとはがせるので、全方位からのレジン侵入を防ぐ「完全密封」を目指してください。
インクジェットとコピー用紙の注意点
お家でプリントする場合、インクジェットプリンターを使う方が多いと思います。ここで知っておいてほしいのが、家庭用プリンターのインク(特に染料インク)は水性であり、水分や溶剤に非常に弱いということです。
一般的なコピー用紙(普通紙)は、インクを吸い込むために繊維が荒く作られています。ここにレジン液を垂らすと、スポンジのようにレジンを吸い込んでしまい、一瞬で透き通って暗くなってしまいます。また、インクがレジンの成分に反応して溶け出し、色が滲んでしまう「ブリーディング」という現象も起きやすいです。
コピー用紙を使うなら必須の対策
コピー用紙を使う場合は、前述したコーティング処理が必須です。さらに、薄い紙は液剤を塗ると水分で波打つ(コックリング)現象が起きやすいので、スプレー糊で台紙に貼ってからコーティングするなど、紙の強度を上げる工夫が必要になります。
もし可能であれば、普通紙ではなく「光沢写真用紙」を使ってください。表面にインク受容層というコーティングがされているため、普通紙よりはレジンの浸透を食い止めてくれます。
コンビニ印刷の写真を使うメリット

より綺麗に、かつ失敗のリスクを減らして仕上げたいなら、コンビニのマルチコピー機を利用するのが断然おすすめです。その理由は、印刷方式の違いにあります。
家庭用インクジェットが「インク(液体)」を紙に染み込ませるのに対し、コンビニのレーザープリンターは「トナー(樹脂の粉)」を熱で紙の表面に焼き付けて定着させています。トナー自体がプラスチックに近い物質なので、レジン液に対する耐性が非常に高く、インクのにじみがほとんど発生しません。
特に、スマホの中にあるデジタルイラストや、AIで作った高解像度の画像を封入したい場合、コンビニの「写真プリント(光沢紙)」を選ぶと、粒状感のない滑らかな仕上がりが得られます。
コンビニ写真でも油断は禁物
「トナーならコーティングしなくていいの?」と聞かれることがよくありますが、答えはNOです。トナーの層は強くても、紙のベース部分はやはり紙です。特にカットした断面や、裏面からのレジン浸透は防げません。
「コンビニ印刷 × セリアのコーティング剤」という組み合わせこそが、最強の布陣だと思ってください。このひと手間を惜しまないことが、プロ級の作品を作る一番の近道です。
失敗しない写真の入れ方と切り方
写真をレジンに入れる際、意外と見落としがちなのが「切り方」と「配置」のテクニックです。デザインに合わせて丸や四角にカットすると思いますが、ここで物理的な封入方法を選択する方もいるでしょう。
例えば、ラミネートフィルムや透明なOPPテープで写真を挟んで保護する方法です。この場合、写真の輪郭ギリギリで切ってしまうと、テープの接着面がなくなり、そこからパカッと剥がれてレジンが侵入してしまいます。テープやフィルムを使う場合は、写真の周囲に必ず1〜2ミリ程度の「余白(耳)」を残してカットする必要があります。
また、写真の裏写り問題も重要です。写真用紙の裏側は通常、白紙やメーカーのロゴが入っています。レジンの中に浮いているようなデザインにする場合、裏側が見えると急に現実に引き戻されたような安っぽさが出てしまいます。
これを防ぐために、私は以下の方法をおすすめしています。
- 背景を作る:ミール皿(金属の土台)に貼り付ける。
- 裏打ち加工:写真の裏側に、シェルパウダーやラメを敷き詰めて硬化させ、キラキラの背景にしてしまう。
- 両面仕様:同じ形の写真を2枚用意し、背中合わせに貼り付けて両面画像にする。
プロ直伝のレジンと写真がにじまない方法
ここからは、もう少しステップアップして、作品のクオリティや耐久性を高めるための応用テクニックをご紹介します。大切な人へのプレゼントや、販売用の作品作りにも役立つ知識ばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。
プラ板を印刷に使う裏技で透け防止

「紙」を使うから染み込むなら、最初から染み込まない素材を使えばいい!という逆転の発想で私が愛用しているのが、セリアやダイソーなどで売っている「インクジェット対応プラ板(ホワイト/半透明)」です。
プラ板(ポリスチレン)はプラスチックなので、原理的にレジン液を吸い込んで暗くなるという現象が起きません。しかも、トースターで加熱すると面積が約4分の1に縮み、厚みが増します。これにより、印刷された画像もギュッと凝縮され、驚くほど高精細で緻密なパーツに変身するのです。
印刷時の「色調整」が成功のカギ
プラ板を使う際の最大の注意点は、縮むと色が濃くなることです。面積が4分の1になるということは、色の密度が4倍になることを意味します。普通の設定で印刷すると、縮んだ後に色が濃すぎて黒つぶれしてしまうことが多いのです。
そのため、印刷データを作る段階で、画像を「かなり明るく(明度を上げる)」「薄く(彩度を下げる)」調整してください。プリンターの設定で「トナー節約モード」や「高速印刷」を選び、インクの吹き出し量を減らすのも有効なテクニックです。
焼いて平らにプレスし、冷えて硬くなったプラ板なら、そのままレジン液の中にドボンと沈めても絶対に変色しません。小さなピアスやイヤリングのパーツを作るなら、この方法が最も確実で美しい仕上がりになります。
黄変と色褪せを防ぐための保管知識

レジン作品の宿命とも言えるのが、時間の経過とともに樹脂自体が黄色く変色してしまう「黄変(おうへん)」です。せっかく綺麗に写真を入れても、それを包むレジンが茶色っぽく黄ばんでしまったら台無しですよね。
黄変の主な原因は、紫外線による樹脂の劣化や、空気中の酸素による酸化です。特に直射日光の当たる窓辺などに作品を置いておくと、数ヶ月で黄色くなってしまうことがあります。
| 対策 | 内容 |
|---|---|
| 液の鮮度管理 | レジン液や硬化剤は、開封した瞬間から酸化が始まります。古い液を使うと、硬化直後から黄色っぽい仕上がりになることがあるため、開封後はなるべく早く使い切りましょう。 |
| 正確な計量と撹拌 | 2液性レジン(エポキシ樹脂)の場合、主剤と硬化剤の比率が狂うと未反応成分が残り、これが経年劣化やベタつきの原因になります。デジタルスケールで正確に測りましょう。 |
| UVカット仕上げ | 完成した作品の表面に、模型用の「UVカットクリアー(スプレー)」を吹き付けることで、物理的に紫外線を遮断し、作品の透明度を長く保つことができます。 |
また、プラスチック加工の専門企業も解説している通り、紫外線は樹脂の分子結合を破壊し、変色の原因となる大きな要因です(出典:株式会社ファイブ・ウッド『レジン作品の黄変・変色まとめ』)。大切な作品は、なるべく直射日光の当たらない場所に飾るよう心がけましょう。
気泡などの失敗を防ぐヒーター活用

写真の上に大きな気泡(エアポケット)が閉じ込められてしまうと、そこだけ光が変に反射したり、顔が歪んで見えたりして本当にがっかりしますよね。特に写真を封入する際は、写真とレジンの間に空気が噛みやすく、気泡トラブルが起きがちです。
この気泡対策として私が手放せない道具が「エンボスヒーター」です。ドライヤーとは違い、約120℃〜250℃という高温の熱風をピンポイントで当てることができます。
レジン液は温めるとサラサラの水のような状態になる性質があります。エンボスヒーターで一瞬温めることで、液の中に閉じ込められていた気泡がスッと表面に浮き上がり、パチンと弾けて消えてくれます。
ライターやチャッカマンはNG?
「ライターの火で炙って気泡を消す」という裏技も有名ですが、写真を入れている場合はあまりおすすめしません。熱で写真用紙がダメージを受けたり、煤(スス)が入って黒い点になってしまうリスクがあるからです。安全かつ確実に仕上げるなら、やはりエンボスヒーターの導入を検討してみてください。
表面が白くなった時のリカバリー術
硬化した後で、表面にホコリがついていたり、レジンが収縮して形が歪んでしまったりして、サンドペーパー(ヤスリ)で削って修正することもあると思います。でも、レジンにヤスリをかけると、表面が真っ白に曇ってすりガラスのようになってしまいますよね。
「また最初からコンパウンドで何時間も磨き直し?」と絶望しそうになりますが、ここでプロもよく使う時短リカバリー術があります。それは「リコート(追いがけ)」という技法です。
手順はとても簡単です。ヤスリで削って白くなった表面の粉を払い、その上から新しいレジン液を薄く塗布して、もう一度硬化させるだけ。液状のレジンが微細な傷に入り込み、傷を埋めることで、光学的に透明な状態が一瞬で復活します。
この方法を使えば、研磨の労力を大幅にカットしつつ、つるつるで濡れたような美しい光沢を取り戻すことができます。失敗した時の「最後の切り札」として覚えておくと、精神的にもすごく楽になりますよ。
レジンと写真がにじまない方法のまとめ

今回は、レジン作品に写真を封入する際のにじみ防止策や、より美しく仕上げるためのテクニックについてお話ししました。最後に要点をまとめておきましょう。
- 写真のにじみ・暗化の最大の原因は、レジン液の「浸透」にある。
- セリアの「UVレジン用コーティング剤」で2度塗りするのが、最もコストパフォーマンスが良く確実な方法。
- 木工用ボンドを代用する際は、水で薄めて使い、断面(側面)までしっかり包み込む「エッジ処理」を徹底する。
- プラ板印刷を使えば、そもそも浸透しない素材なので、高精細なパーツ作りが可能になる。
- 黄変や気泡対策、リコート術を組み合わせることで、売り物レベルの耐久性と美しさを実現できる。
「レジン 写真 にじまない方法」と検索してこの記事にたどり着いた方は、きっと大切な誰かの写真や、大好きな推しの画像を、いつまでも綺麗な形で残したいという強い思いがあるはずです。最初は工程が多くて手間に感じるかもしれませんが、コーティングというひと手間を加えるだけで、作品のクオリティは見違えるほど上がります。
ぜひ、今回ご紹介した方法を試して、世界に一つだけの素敵な作品を作ってみてくださいね。
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