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こんにちは。気まぐれレジン便り、運営者の「TOMO」です。
あの一瞬で消えてしまう夕焼け空のマジックアワーを、小さなレジンの中に閉じ込めてみたいと思ったことはありませんか?空の色が青からオレンジ、そして赤へと移り変わるあの美しいグラデーション。それを自分の手で再現できたら素敵ですよね。
でも、実際にやってみると「色が混ざってなんだか汚い茶色になってしまった…」「雲を入れたら偽物っぽさがすごい…」なんて失敗、あるあるですよね。何を隠そう、私もレジンを始めたばかりの頃は、理想の空とは程遠い、ドロドロの何かを量産していました。
今回は、そんな数々の失敗を乗り越えてたどり着いた、「誰でも失敗しない夕焼けレジンの作り方」を徹底解説します。100均の材料でも十分に美しいグラデーションは作れますし、ちょっとしたコツを知っているだけで仕上がりが見違えるようになりますよ。
この記事では、初心者の方でも実践しやすい基本的なテクニックから、ねりけしや粘土を使った本格的な雲の表現方法、そしてプロのような透明感を出す仕上げのコツまで、私の経験を余すところなくお伝えします。
- 初心者でも失敗しないグラデーションを作るための色の選び方と配置ルール
- 100均素材とプロ用素材を使い分けてコストを抑えつつクオリティを上げる方法
- ねりけしや軽量粘土を使ってリアルな「筋雲」や「入道雲」を表現するテクニック
- 作品のクオリティを劇的に上げる仕上げの研磨やコーティングの具体的な手順

初心者向けレジンの夕焼けグラデーションの作り方
まずは、レジン初心者の方でも挑戦しやすい、基本的な夕焼け空の作り方から見ていきましょう。「難しそう…」と身構える必要はありません。最初から高価な道具をフルセットで揃えなくても、身近なアイテムやちょっとした工夫で、十分に感動的な作品が作れるんですよ。
100均材料で夕焼けレジンを作る
最近の100円ショップ(DAISO、Seria、CanDoなど)のレジンコーナーは、本当に進化が目覚ましいですよね。「まずは練習としてコストを抑えて作りたい」という方には、これら100均アイテムが最強の味方になります。
特に私がおすすめしたいのが、最初から着色されている「カラーレジン液」を活用することです。透明なレジン液に着色剤を混ぜて自分で色を作るのは、濃度の調整が難しく、色が濃くなりすぎて硬化不良を起こしたり、逆に薄すぎて発色しなかったりと、初心者にはハードルが高いんですよね。
その点、100均のカラーレジンなら、キャップを開ければすぐに理想の色が出てきます。夕焼け空を作るなら、以下のカラーを揃えておくと便利ですよ。

| 必要な色(役割) | 100均での名称例 | 備考 |
|---|---|---|
| 夕日の輝き | クリアオレンジ、アンバー | 基本となる色です。 |
| 太陽の光 | クリアイエロー、レモン | オレンジと混ぜて明るさを出します。 |
| 夜空の青 | コバルトブルー、クリアブルー | 濃いめと薄いめの2色あるとベスト。 |
| 魔法のつなぎ色 | クリアパープル、バイオレット | これがあるだけで失敗が激減します。 |
これらはDAISOやSeriaで手に入りますが、店舗によっては在庫がないこともあるので、見つけたら即ゲットしておくのがおすすめです。
プチ知識:粘度の違い
DAISOのレジン液は比較的サラサラしていて気泡が抜けやすい傾向があり、Seriaのものは少し粘度が高めでぷっくりさせやすい印象です(※個人の感想です)。グラデーションを作る時は、色が混ざりすぎないように、少し粘度があるタイプの方が扱いやすいかもしれませんね。
また、球体を作るためのシリコンモールドも100均で手に入ります。ただ、100均のモールドは表面が鏡面仕上げ(ツルツル)ではなく、少しマットな質感になっているものも多いです。その場合、取り出した直後はすりガラスのように曇っていますが、最後にコーティングをすればピカピカになるので安心してくださいね。
グラデーションが濁る失敗を防ぐ色選び

夕焼けレジンを作っていて一番凹む失敗、それは「色が混ざって汚い茶色や灰色になってしまう」ことではないでしょうか。せっかくの空が、なんだか淀んだ水たまりみたいになってしまう…。これ、実は色の組み合わせ方に科学的な理由があるんです。
色彩の理論で言うと、夕日の「オレンジ」と夜空の「青」は「補色(反対色)」に近い関係にあります。絵の具でもそうですが、反対の色同士を直接混ぜると、お互いの鮮やかさを打ち消し合って、黒に近い濁った色になってしまうんです。
これを防ぐための絶対的なルールがあります。それは、オレンジと青の間に「パープル」や「クリアピンク」といったクッションになる色(ブリッジカラー)を必ず挟むことです。

失敗しない色の重ね順(レイヤー構造)
具体的には、以下のような順番で色を重ねていくイメージを持ってください。
- 【上層】夜空エリア:コバルトブルー、ダークブルー (一番暗い部分。宇宙に近いイメージで)
- 【中層】マジックアワーエリア:パープル、クリアピンク (青とオレンジをつなぐ重要な役割。これがグラデーションの要です!)
- 【下層】夕焼けエリア:オレンジ、イエロー (地平線に近い、輝くような明るい色)
この「中層」の紫があることで、青から紫、紫からオレンジへと、色が自然に移行して見えます。人間の目にはこの変化がとても心地よく、美しく映るんですね。色が濁るなと思ったら、ぜひ紫色の層を薄く挟んでみてください。これだけで作品のクオリティが一気に上がりますよ。
球体モールドで綺麗な空を作る手順
球体のモールドを使って空を作る場合、平面で作るよりも奥行きが出て素敵ですが、光の当たり方や硬化のタイミングに少しコツがいります。
基本的には、濃い色(夜空)から入れていくか、明るい色(夕日)から入れていくか決める必要がありますが、私は断然「明るい色(オレンジや黄色)」から順に入れていく方法をおすすめしています。

その最大の理由は、「硬化不良」を防ぐためです。濃い青色(特に顔料が多いもの)は、UVライトの紫外線を通しにくい性質があります。もし最初に深い底の部分に濃い青を入れてしまうと、光が奥まで届かず、中がドロドロのまま固まらない…という悲劇が起きやすいんです。
具体的な積層ステップ
球体全体を一気に作ろうとせず、3回〜4回に分けて硬化させていくのがポイントです。
- 1層目(夕日): オレンジやイエローのレジン液を、モールドの底から3分の1程度入れます。気泡が入らないように底までしっかり行き渡らせてから硬化します。
- 2層目(つなぎ): パープルやピンクのレジン液を入れます。この時、硬化した1層目との境界線を爪楊枝などで軽くつついて馴染ませると、線がくっきり出すぎず自然になります。そして硬化。
- 3層目(夜空): 最後にブルーのレジン液を入れます。注ぎ口ギリギリまで入れすぎると溢れるので注意してくださいね。
こうして段階を踏むことで、それぞれの色が混ざりすぎて濁るのを防ぎつつ、確実に中までカチカチに固めることができます。
簡単に境界をぼかす斜め注入法

「筆で境界をぼかすのが難しい」「どうしてもシマシマの地層みたいになってしまう」という方にぜひ試してほしいのが、モールド自体を傾けて硬化させる「斜め注入法(チルトメソッド)」です。これは技術というより、重力という物理法則を利用した賢いやり方なんですよ。
やり方は驚くほどシンプルですが、効果は絶大です。
斜め注入法の手順
- まず、土台となるスポンジやねりけしを用意し、その上にモールドを斜めに傾けた状態で固定します。
- その状態で、一番下の色(例:オレンジ)を注入します。液面は水平になりますが、モールドが斜めなので、作品の中では「斜めの層」ができますよね。
- そのままUVライトで硬化させます。
- 次に、モールドの傾きを少し変えるか、あるいは垂直に戻して、次の色(例:紫や青)を流し込みます。
こうすると、色が斜めに薄く重なり合う部分(オーバーラップ部分)が自然にできるため、誰がやっても自動的に滑らかなグラデーションが生まれます。筆でいじくり回して気泡を入れたり、色を濁らせたりするリスクがゼロになるので、初心者の方には特におすすめの手法です。
気泡を抜いて透明感を出すコツ
夕焼けの空に大きな気泡がポツンと残っていると、せっかくの雰囲気が台無しでちょっと残念な気持ちになりますよね。気泡を完全にゼロにするのはプロでも難しいですが、劇的に減らす方法はあります。
まず、レジン液をモールドに入れたら、すぐにライトで硬化させないことが鉄則です。注入した直後は、攪拌した時の細かい気泡がたくさん混ざっています。5分〜10分ほどそのまま静置しておくと、気泡が自然と浮き上がってきます。
そして、ここからが秘密兵器の出番です。「エンボスヒーター」を使いましょう。

エンボスヒーターの威力
ドライヤーよりも高温の風が出るクラフト用のヒーターです。レジン液に温風を当てると、熱で液の粘度が下がり(サラサラになり)、中に閉じ込められていた気泡が一気に表面に浮いてきてパチンと弾けます。
もしエンボスヒーターがない場合は、湯煎でレジンボトルを温めてから使うのも効果的です。
注意:ライターの使用について
よく「ライターの火で炙って気泡を消す」という裏技を見かけますが、これはモールドを傷める(シリコンが劣化して白くなる)原因になりますし、引火の危険もあるので、私はあまりおすすめしません。できるだけエンボスヒーターか、爪楊枝ですくい取る方法で行いましょう。
細かい気泡が抜けると、作品の透明感が段違いに良くなります。ぜひひと手間かけてみてくださいね。気泡の抜き方については、以前詳しくまとめた記事もありますので、興味があれば合わせてご覧ください。
上級編レジンでの夕焼けグラデーションの作り方
基本のグラデーションが綺麗に作れるようになったら、次はもっと「空」らしくするための表現に挑戦してみましょう。ここでは、雲の表現や仕上げのテクニックなど、作品のクオリティをぐっと引き上げる方法をご紹介します。
雲の作り方でねりけしを活用する技

「レジンの雲といえばねりけし」と言われるほど、今や定番の素材ですよね。文房具店や100均で売っている白いねりけしを使います。でも、ただちぎって入れるだけでは「ゴミが入ってる?」と言われてしまうことも…(泣)。
リアルな雲に見せるコツは、「繊維が見えるように極限まで薄く引き伸ばす」ことです。
ねりけし雲の作り方ポイント
- よく練る:まずは柔らかくなるまでよく練ります。
- 引き伸ばす:親指と人差指の腹を使って、ねりけしを薄く、横に長くスーッと引き伸ばしてみてください。そうすると、空に広がる「筋雲(すじぐも)」のような、繊細な繊維感が出せます。
- 配置のコツ:そのままポイっと入れるのではなく、ピンセットでレジン液の中に配置したら、液の中で少しつついてほぐしてあげると、境界が曖昧になり、より自然な「ちぎれ雲」に見えます。
塊のまま入れずに、透けるくらい薄くするのがリアリティへの近道ですよ。
軽量粘土を使う雲の表現と注意点
筋雲ではなく、夏空のような「もくもくとした入道雲」や立体的な雲を作りたい場合は、ねりけしよりも「軽量粘土」が向いています。DAISOの「ふわっと軽いねんど」などの紙粘土系が使いやすいですね。
ただし、粘土をレジンに封入する際には、絶対に守らなければならない重大なルールがあります。それは「完全に乾燥させること」と「プレコートすること」です。
水分厳禁!
買ってきたばかりの粘土は水分を含んでいます。そのままレジンに入れて硬化させると、水分がレジンの硬化を阻害したり、後から水分が蒸発して内部が白く曇ったり、最悪の場合は中でカビたりする原因になります。造形したら、必ず一晩以上置いてカラカラに乾かしてください。
また、乾いた粘土はスポンジのように空気をたくさん含んでいます。そのままレジンに入れると、粘土の隙間から大量の気泡がボコボコと出てきてしまいます。これを防ぐために、以下の「プレコート」処理を行いましょう。
プレコートの手順
- 乾燥した粘土の雲を用意します。
- 少量のクリアレジン液を筆で粘土の表面に塗るか、液に浸します。
- エンボスヒーターで温めて、粘土の中の空気を追い出しつつ、レジン液を染み込ませます。
- 一度UVライトで硬化させます。
こうして表面をレジンで固めてコーティングしておくことで、本番の封入時に気泡が出るのを防ぎ、輪郭もくっきり美しく仕上がります。
ティッシュで雲を作る方法もあります!
>>レジンの雲はティッシュで簡単!作り方と失敗しないコツ
背景に星やシルエットを入れる方法
夕焼け空ができたら、そこに物語性をプラスしてみましょう。夕焼けは逆光のシーンなので、建物や木々は黒い「シルエット」として描かれることが多いですよね。これを入れると、一気に風景としての完成度が増します。
おすすめ素材は、ネイル用の極薄メタルパーツや、透明なシートに印刷されたレジン用シールです。ヤシの木、猫、鳥、電柱などのシルエットが人気ですね。
これらを配置するときは、「一番手前の層」ではなく、少し奥の層に入れるのがポイントです。例えば、最後の仕上げの層の一つ手前くらいの層に封入すると、レジンの厚みによって奥行きが生まれ、「向こう側にある景色」のような遠近感が表現できます。
研磨対策としても重要
一番手前(モールドの底、つまり作品の表面)ギリギリにパーツを配置しすぎると、仕上げの研磨で削る時にパーツごとガリッと削ってしまうリスクがあります。必ず少し内側に封入するようにしましょう。
仕上げの研磨とコーティングの手順
モールドから取り出した直後のレジンは、バリ(余分なはみ出し)があったり、モールドの劣化などで表面が少し曇っていたりすることがあります。「形はできたけど、なんか曇ってる…」と諦めないでください。ここからの仕上げで、輝きは取り戻せます!

ここで手を抜かず仕上げるかどうかが、ハンドメイド作品としてプロっぽく見えるかの分かれ道です。
プロ級仕上げの3ステップ
- バリ取り: ニッパーで大まかなバリを切り取り、金属ヤスリや紙ヤスリで滑らかに整えます。
- 研磨(サンディング): 削った跡は白くなるので、耐水ペーパーやコンパウンド(研磨剤)を使って磨いていきます。荒い目(#600くらい)から始めて、徐々に細かい目(#1000→#2000)へと変えていくのが基本です。
- コーティング: 最後に、サラサラした低粘度のコーティング用レジンを薄く塗って硬化させます。刷毛付きのボトルタイプが便利です。
特に球体レジンの場合、表面をツルツルの光沢仕上げにすることで「レンズ効果」が働き、中のグラデーションや雲が拡大されて、パッと鮮明に見えるようになります。曇っていた空がクリアになるこの瞬間が、レジン作りで一番感動する瞬間かもしれません。
コーティング剤の選び方や詳しい手順については、こちらの記事でも解説していますので、参考にしてみてください。
レジンの夕焼けグラデーションの作り方まとめ
今回は、レジンで作る夕焼けグラデーションの基本から、雲やシルエットを使った応用テクニックまでをご紹介しました。
- 色の選び方:オレンジと青の間には必ず「紫(ブリッジカラー)」を挟んで濁りを防ぐ。
- 作り方のコツ:硬化不良を防ぐために「明るい色」から入れ、モールドを傾ける「斜め注入法」を活用する。
- 雲の表現:ねりけしは繊維状に薄く伸ばし、粘土は必ず乾燥させてプレコートする。
- 仕上げ:気泡抜きと丁寧なコーティングで、レンズ効果による透明感を引き出す。
最初は思ったような色が出ないかもしれませんが、何度か試していくうちに「自分だけのマジックアワー」が見つかるはずです。空の色は毎日違うように、レジンの空も一つとして同じものはありません。ぜひ、今日ご紹介した方法を参考に、世界に一つだけの夕焼け空を作ってみてくださいね。
また、レジン液の詳しい特性や安全性については、メーカーの公式サイトも参考になります。長く楽しむためにも、正しい知識を持っておきましょう。 (出典:株式会社パジコ「樹脂製品を安全にお使いいただくために」)


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