※本記事はプロモーションが含まれています。
こんにちは。気まぐれレジン便り、運営者の「TOMO」です。
レジンでアクセサリーを作り始めたばかりの頃、誰もが一度はぶつかる壁が「パーツへの穴開け」ではないでしょうか。「ドリルやピンバイスといった専用の道具を持っていないし、いつまで続くかわからない趣味にわざわざ工具を買うのも少しハードルが高い…」と感じる方も多いはずです。実は、家にある身近な「ストロー」を代用することで、道具なしでもレジンに綺麗な穴を開けることが可能です。ただ、実際にやってみると「ストローが抜けなくなって焦った」「穴が斜めになって失敗した」といったトラブルも意外と多いんですよね。
今回は、100均やコンビニでも手に入るストローを使って、コストをかけずに安全に穴を開けるテクニックや、万が一失敗してしまった時のリカバリー方法について、私の失敗談と経験を交えながら詳しくご紹介していきます。
- 専用工具を買わずに家にあるストローで穴を開ける具体的な手順
- ドリルでは難しい「四角い穴」や特殊な形状を作るテクニック
- ストローが抜けないトラブルをドライヤーで解決する裏技
- 100均のハンドドリルとストロー法、どっちが良いかのメリット比較
レジンの穴開けにストローを使う方法
専用の工具が手元になくても、キッチンにあるストローを使えばレジン作品に穴を開けることができます。ここでは、ストローを使った基本的な穴開けの手順から、少し凝った四角い穴の作り方、そして多くの人がつまずく「固定」や「引き抜き」のコツについて深掘りして解説します。
道具なしなら代用品で穴開け

レジンを始めたばかりの方にとって、ピンバイス(ハンドドリル)などの専門工具を用意するのは少し勇気がいりますよね。そんな時、私たちの強い味方になるのがストローです。
ストローを使った穴開けの最大のメリットは、何と言っても「コストがかからない」ことと「刃物を使わない安全性」です。特に小さなお子様と一緒に作業する場合、鋭利なドリルの刃を使うのは怖いですが、ストローなら指を切る心配もなく安心して作業できます。
ストローの素材選びが成功の鍵

ただし、どんなストローでも良いわけではありません。素材選びを間違えると、レジンと完全に一体化してしまい、二度と取れなくなる大惨事になります。
おすすめのストロー選び
透明または半透明の「ポリプロピレン(PP)」製のストローを選びましょう。PP素材は接着剤や樹脂がくっつきにくい性質(難接着性)を持っているため、硬化後に引き抜きやすくなります。 (出典:東亞合成株式会社 アロンアルフア『ポリプロピレン・ポリエチレンの接着方法は?』) 逆に「紙ストロー」はレジンが繊維に染み込んで一体化してしまうので絶対NGです。
極細ストローを自作するテクニック
市販のストローは直径4〜6mm程度のものが多く、繊細なアクセサリーの穴としては大きすぎることがあります。「もっと小さな穴を開けたい!」という時は、以下の手順でストローを加工してみましょう。
- ストローをハサミで縦に切り開き、一枚のシート状にします。
- 作りたい穴のサイズに合わせて、クルクルと細く巻き直します。
- 巻き終わりをセロハンテープでしっかりと止めます。
これで、直径2mmや3mmといった任意のサイズの「特製極細ストロー」が完成します。これなら小さなピアスパーツにも対応できますよ。
ストローなら四角い穴も作れる

ストロー法の面白いところは、ドリルでは絶対に真似できない「四角い穴」や「楕円形の穴」を作れる点です。
通常のドリルは回転して削るため、物理的に穴は必ず「正円」になります。しかし、ストローは柔らかいプラスチックなので、指でつまんで癖をつけるだけで簡単に形状を変えられます。例えば、ストローを指でギュッと潰して四角形にし、その角ばった状態でレジン液の中に立てて硬化させれば、見事に四角い穴が開いたパーツが出来上がります。
デザインとしての「穴」を楽しむ
このテクニックを応用すると、穴を単なる「金具を通す場所」としてだけでなく、デザインの一部として活用できます。
- インレイ風アレンジ:四角い穴を開けた後、そこに別の色(例えばゴールドやラメ入り)のレジンを流し込んで硬化させると、まるで象嵌(インレイ)細工のような幾何学模様を作ることができます。
- チェーンを通す:横長の楕円形の穴を開けて、平たいリボンやチェーンを直接通すようなデザインも可能です。
これは単なる代用テクニックを超えた、ストローならではの表現技法だと私は思っています。ぜひ「あえてストローを使う」という選択肢も持ってみてください。
穴の位置を決める固定のコツ
いざストローを立てようとすると、レジン液の中でフラフラして倒れてしまったり、浮力で浮き上がってきたり、思った位置からズレてしまったりしませんか?ここがストロー法における一番の難関です。
私が実践している、ストローをビシッと垂直に狙った位置に立てるコツは以下の3つです。
1. マスキングテープで「吊るし固定」

モールド(型)の上にマスキングテープを橋のように渡し、テープの中央に穴を開けてそこにストローを通します。こうすることで、ストローを上から吊り下げる形で固定でき、倒れる心配がありません。テープがガイド代わりになるので、垂直も出しやすくなります。
2. 高粘度のレジンを使う
サラサラした低粘度のレジン液だと、液の流れに合わせてストローが動いてしまいがちです。穴開けをする際は、粘度の高い「ぷっくりタイプ」や「ハードタイプ」のレジンを使うと、その粘り気でストローが自立しやすくなります。
3. 確実な「二段階硬化法」
失敗しないための二段階硬化
① まずモールドの底面数ミリ(2〜3mm程度)だけレジンを入れます。 ② ストローを立てて、ライトを当てて一度完全に硬化させます(これで土台が完成)。 ③ ストローが動かなくなったら、残りのレジンを流し込んで全体を硬化させます。
この方法なら、レジンを注いでいる最中にストローが流される事故をほぼ完全に防げます。
ストローが抜けない時の対処法

「硬化した後にストローを抜こうとしたら、ガッチリ固まってびくともしない!どうしよう!」 これは、レジンが硬化する際にギュッと縮まる「硬化収縮」という現象が起き、ストローを外側から強力に締め付けてしまうために起こります。
この状態で無理にペンチで引っ張ると、ストローが途中でちぎれて中に残ってしまったり、最悪の場合は作品自体がバキッと割れてしまったりします。
そんな時は、力任せに抜くのではなく「温める」のが正解です。
ドライヤーを使った「熱除去法」の手順
- ドライヤーやエンボスヒーターを用意します。
- レジン作品全体を、手で触れないくらいまで温めます(数十秒〜1分程度)。
- 熱を加えることでレジンがほんの少し膨張して締付けが緩み、同時にストローも柔らかくなります。
- 温かいうちに、ラジオペンチなどでストローを掴み、ゆっくりとねじりながら引き抜きます。
驚くほど「スルッ」と抜けるようになります。もしこれでも抜けない場合は、一度冷凍庫で冷やしてから温める「温度差攻撃」も有効です。
火傷に注意
温めた直後のレジンは非常に高温になっています。必ず軍手や耐熱手袋をするか、冷めるまで直接肌で触らないように十分注意してください。
失敗した穴の埋め方と修正
ストローの位置がズレてしまったり、抜いた後の穴の縁がギザギザになってしまったりしても、諦める必要はありません。レジンの最大のメリットは「何度でもやり直しがきく」ところです。
穴を無かったことにする「埋め戻し術」
もし穴の位置が気に入らなければ、その穴に同色のレジン液を流し込んで硬化させれば、穴は綺麗に塞がります。特に透明なクリアレジンであれば、光の屈折率が同じなので、硬化後は境目が消えてほとんど跡も残りません。「失敗したら埋めればいい」と思えば、気楽にチャレンジできますよね。
縁の盛り上がり(メニスカス)の処理
ストロー法特有の現象として、表面張力でレジンがストローを這い上がり、穴の縁が少し盛り上がることがあります(メニスカス現象)。
この場合は、硬化後に盛り上がった部分をヤスリ(サンドペーパーやネイルファイル)で削り落とし、平らにします。削った部分は白く曇ってしまいますが、最後に薄くレジンを塗ってコーティングすれば、再び透明で美しい平面が蘇ります。
レジンの穴開けはストローかドリルか
ここまでストローでの穴開け方法をご紹介してきましたが、長くレジンを楽しむなら「結局、専用の道具を買ったほうがいいの?」と迷うこともあるでしょう。ここでは、100均で手に入るドリルとストロー法を比較し、それぞれのメリットと使い分けについて考えます。
ダイソーのドリルと比較検証

実は今、ダイソーやセリアといった100円ショップの手芸コーナーや工具コーナーでも、ハンドドリル(ピンバイス)が販売されています。110円で手に入るなら、ストローとコスト面での差はほとんどありません。
それぞれの特徴を表にまとめてみました。
| 比較項目 | ストロー埋め込み法 | 100均ハンドドリル法 |
|---|---|---|
| コスト | ほぼ0円(廃材利用可) | 110円〜 |
| 準備の手間 | 加工・固定・除去の手間あり | 買ってすぐ使える |
| 穴の精度 | ズレやすい・斜めになりがち | 狙った場所に垂直に開けやすい |
| 仕上がり | 内側が滑らか(ツルツル) | 内側が白くなる(要コーティング) |
| 特殊性 | 四角や楕円の穴が作れる | 基本的に円形の穴のみ |
個人的な感想としては、「手間と時間をかけずに、正確な位置に穴を開けたいならドリルが圧勝」です。ストロー法はどうしても固定や引き抜きにコツが必要ですが、ドリルなら硬化した後の作品にペンで印をつけて、そこを狙って回すだけなので、失敗する確率は格段に減ります。
ピンバイスなら綺麗に仕上がる
ハンドドリル(ピンバイス)を使う最大のメリットは、仕上がりの「キレ」と「美しさ」です。
ストローで開けた穴は、どうしても縁が丸まったり、メニスカスで盛り上がったりしがちですが、ドリルで開けた穴はエッジが効いていて非常にシャープです。特に、小さなピアスやイヤリング、ネックレスのトップなど、精密さが求められる作品を作る場合は、ピンバイスを使った方が作品全体のクオリティがグッと上がります。
「ドリル=工具=怖い」というイメージがあるかもしれませんが、手動のハンドドリルであれば回転速度は自分でゆっくり調整できるので、怪我のリスクは電動ルーターに比べて低く、初心者の方でもすぐに慣れることができます。
レジンの穴開けに関しては>>レジンキーホルダーの穴あけ方法|道具とコツを全解説の記事にも詳しく書いてあります。
家にあるもので代用するテク
「それでも今は道具を買いに行く時間がない!」「家にあるもので今すぐなんとかしたい!」という場合、ストロー以外にも使える代用品があります。
爪楊枝(つまようじ)を使った極細穴
ストローよりも細い穴を開けたい時に便利なのが爪楊枝です。ただし、木製の爪楊枝は表面がザラザラしており、レジンが浸透して固着しやすいのが難点です。
爪楊枝を使うコツ
使用前に、爪楊枝の先端にベビーオイルやワセリンをごく薄く塗っておきましょう。これが「離型剤」の代わりになり、硬化後に引き抜きやすくなります。また、完全に硬化する前の「少しゴム状」の段階で引き抜くのがポイントです。
クリップや安全ピンを使った加熱法
金属製のクリップや安全ピンをライターで炙り、その熱で硬化したレジンを溶かしながら突き刺して穴を開ける方法です。 この方法は硬化後でも穴を開けられるのがメリットですが、穴の周りが焦げて茶色くなったり、溶けたレジンの盛り上がりができたりするリスクがあります。また、ピンが非常に熱くなるため、ペンチで持つなどして火傷には最大限の注意が必要です。あくまで「緊急時の裏技」として覚えておくと良いでしょう。
シェイカー作成への応用技術
「レジン 穴開け ストロー」と検索される方の中には、シャカシャカ動くパーツが可愛い「シェイカーレジン(シャカシャカレジン)」を作りたい方も多いのではないでしょうか。
シェイカーレジンでは、中身(オイルやビーズ)を入れるための空洞を作る必要がありますが、この「枠組み」を作る際にもストローを活用するテクニックがあります。太めのタピオカストローなどを短く切って配置し、その周りにレジンを流せば、綺麗な円形の空洞を作ることができます。
クリアファイルは最強の代用品
また、シェイカーの蓋として使う透明な板(プラ板やOHPフィルム)が手元にない場合、クリアファイルで代用することも可能です。
クリアファイルは多くの製品がポリプロピレン(PP)製で、レジンとくっつきにくい性質を持っています。そのため、硬化後の作業用マット代わりにもなりますし、切り抜いてシェイカーの蓋パーツとして封入することもできる、まさにレジン作家にとっての万能アイテムです。100均で大容量パックを買っておくと、何かと重宝しますよ。
レジンの穴開けはストローで解決

今回は、専用工具を使わずにストローでレジンに穴を開ける方法について詳しくご紹介しました。
ストローを使った穴開けは、単なる「お金をかけない節約術」にとどまらず、四角い穴を作れるなどのユニークなメリットや楽しさもあります。最初は位置決めや引き抜きに苦戦するかもしれませんが、「マスキングテープで固定する」「抜けない時は温める」という2つの重要ポイントさえ押さえれば、誰でも失敗なく実践できます。
もちろん、作品のクオリティや作業効率を追求するなら、100均のハンドドリルを導入するのも非常に賢い選択です。「味わいのある穴ならストロー」「精密な穴ならドリル」といった具合に、自分の作りたい作品やスタイルに合わせて、最適な方法を選んでみてくださいね。
まずは難しく考えず、手元にあるストローを使って、レジン製作の第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
※本記事で紹介した方法は、使用するレジン液の種類やストローの素材、作業環境によって結果が異なる場合があります。作業の際は換気を十分に行い、火傷や怪我には十分ご注意ください。また、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
無駄な買い物はしたくない人へ。初心者が最低限揃えるべきレジン道具まとめ!



コメント