レジンアクセサリー作りで人気の「太陽の雫」と「星の雫」、この二つの違いについてお調べではありませんか。これからレジンを始める初心者の方の中には、星の雫と太陽の雫どっちがいいのだろうと悩んでいる方も多いかもしれません。実は、太陽の雫は販売終了しており、その後継品として星の雫が登場しました。
この記事では、太陽の雫が販売終了になったのはなぜかという理由から、多くの人が気になるレジン星の雫の黄変のしにくさや、その高い透明度、作業時の匂い、そして太陽の雫で使っていたUVライトとの互換性やレジン液の硬化時間の違いまで、詳しく解説します。さらに、手軽なレジン100均製品との違いにも触れ、あなたに最適なおすすめのレジン液選びをサポートします。
- 太陽の雫が販売終了し星の雫が後継品となった背景
- 硬化時間や対応ライトなど両者の決定的な性能差
- 黄変のしにくさや透明度といった品質面の進化
- 100均レジンではなく星の雫を選ぶべき理由
レジン太陽の雫と星の雫の基本的な違い
- 星の雫と太陽の雫どっちがいい?結論は
- 太陽の雫が販売終了した理由はなぜ?
- 太陽の雫の後継品は星の雫です
- 初心者におすすめのレジン液は星の雫
星の雫と太陽の雫どっちがいい?結論は

これからレジンクラフトを始める方や、新しいレジン液の購入を検討している方にとって「結局どちらを選べば良いのか」は最も重要なポイントでしょう。結論から言えば、今から購入するなら「星の雫」一択です。
最大の理由は、旧製品である「太陽の雫」がすでに販売を終了しているためです。現在、市場で新品として流通していることはほとんどなく、入手は非常に困難になっています。そのため、これからレジン制作を安定して楽しむためには、現行品であり後継品でもある「星の雫」を選ぶのが最も合理的で間違いのない選択となります。
現在の選択肢は「星の雫」
「太陽の雫」はメーカーでの製造が終了しているため、特別な理由がない限りは、性能が向上した後継品「星の雫」を選びましょう。
太陽の雫が販売終了した理由はなぜ?

多くのレジン作家に長年愛されてきた「太陽の雫」が販売終了となったのは、技術の進化により、その性能をあらゆる面で上回る後継品「星の雫」が開発されたからです。
レジン液の世界も日々進化しており、より速く、より美しく、そしてより使いやすくという市場のニーズに応える形で新製品が開発されます。「星の雫」は、硬化速度の劇的な向上や、レジン液の長年の課題であった経年による黄変の問題を克服するなど、まさに新世代のレジン液として登場しました。この優れた後継品の登場により、「太陽の雫」はその役目を終え、生産終了という流れになったのです。
太陽の雫の後継品は星の雫です

前述の通り、現在販売されている「星の雫」は、販売終了となった「太陽の雫」の正統な後継品として株式会社パジコから開発・販売されています。
単なる代替品ではなく、多くの点で改良が加えられたアップグレード版と考えるのが適切でしょう。「太陽の雫」が持っていた「UVレジン」としての基本的な性質は引き継ぎつつ、現代の制作環境に合わせてUV-LEDライトにも対応し、品質も大幅に向上しています。もし過去に「太陽の雫」を使用していて、それに代わるレジン液を探している場合、迷わず「星の雫」を選ぶことで、より快適な制作体験ができます。
「太陽の雫」の使い心地が好きだった方も、「星の雫」の進化にきっと満足できるはずですよ。基本的な操作感は似ているので、スムーズに移行できます。
初心者におすすめのレジン液は星の雫

これからレジンクラフトを始める初心者の方にこそ、「星の雫」は最もおすすめできるレジン液です。その理由は、作業のしやすさと失敗の少なさにあります。
初心者のうちは、硬化に時間がかかると次の工程に進めず、制作のテンポが崩れがちです。しかし、「星の雫」はUV-LEDライトを使えば数十秒で硬化するため、サクサクと作業を進めることができます。このスピーディーな硬化は、何層も重ねて作る作品で特に威力を発揮し、ストレスなく作品作りに集中させてくれるでしょう。品質が高く、美しい作品が作りやすいため、最初のレジン液として最適です。
レジン太陽の雫と星の雫の仕様の違い
- レジン液の硬化時間の圧倒的な違い
- 太陽の雫はUVライト専用だった
- レジン星の雫は黄変しにくいのが特徴
- 進化した星の雫の高い透明度
- 作業しやすい星の雫の匂いの少なさ
- レジンは100均と何が違うのか解説
- レジン太陽の雫と星の雫の違いまとめ
レジン液の硬化時間の圧倒的な違い

「星の雫」と「太陽の雫」の性能における最も大きな違いは、硬化に使用するライトの種類と、それに伴う硬化時間の速さです。この違いが作業効率を劇的に左右します。
以下の表は、両者の基本的なスペックを比較したものです。
比較項目 | 星の雫(現行品) | 太陽の雫(旧製品) |
---|---|---|
対応ライト | UV-LEDライト / UVライト | UVライトのみ |
硬化時間(目安) | 約30秒~90秒(UV-LED) | 約2分~4分(UV 36W) |
タイプ | UV-LEDレジン | UVレジン |
このように、「星の雫」はUV-LEDライトを使用することで、硬化時間を数分単位から数十秒単位へと劇的に短縮できます。たくさんのアクセサリーパーツを作る場合や、作品を何層にも重ねる必要がある場合、この時短効果は非常に大きなメリットになります。
太陽の雫はUVライト専用だった

旧製品である「太陽の雫」は、硬化にUVライト(紫外線ランプ)のみを使用する「UVレジン」でした。UV-LEDライトでは硬化しない、あるいは硬化に非常に長い時間がかかるため、制作には36Wなどの強力なUVライトが必須とされていました。
一方、「星の雫」はUVライトとUV-LEDライトの両方の波長で硬化するように設計された「UV-LEDレジン」です。そのため、もしあなたが「太陽の雫」時代に使っていたUVライトを持っていたとしても、「星の雫」を問題なく硬化させることが可能です。もちろん、UV-LEDライトを新たに導入すれば、その圧倒的な硬化スピードの恩恵を受けることができます。
UVライトとUV-LEDライトの違い
UVライトは蛍光管のような紫外線ランプを使用し、広い波長の紫外線を照射します。一方、UV-LEDライトはLEDチップを使用し、特定の波長(主に405nmや365nm)の光をピンポイントで強力に照射するのが特徴です。LEDの方がライト自体の寿命が長く、消費電力も少ないというメリットがあります。
レジン星の雫は黄変しにくいのが特徴

作品の美しさを長く保つ上で非常に重要な要素が、経年による「黄変(おうへん)」のしにくさです。この点で「星の雫」は「太陽の雫」から大きな進化を遂げました。
「星の雫」の最大の特徴の一つは、メーカーが「NO黄変」を謳っている点にあります。これまでのUVレジンは、時間の経過や紫外線に当たることによって、透明だった部分が黄色っぽく変色してしまうのが避けられない弱点でした。「星の雫」は独自の配合により、この黄変を極限まで抑えることに成功しています。これにより、クリスタルのような美しい透明感を長期間維持できるため、アクセサリーなど、作品の見た目が重要なアイテム作りに絶大な信頼性をもたらします。
進化した星の雫の高い透明度

黄変のしにくさに加えて、「星の雫」は硬化後の透明度そのものも非常に高いことで知られています。まるでガラスや水晶のような、クリアで深みのある仕上がりを実現できます。
もちろん「太陽の雫」も高品質なレジン液であったため透明度は高かったのですが、「星の雫」はそれをさらに上回るレベルに達しています。特に厚みのある作品や、中に封入物を入れてその中身をはっきりと見せたい作品を作る際に、その差は顕著に現れるでしょう。作品に高級感と瑞々しさを与えたい場合には、この透明度の高さが強力な武器となります。
作業しやすい星の雫の匂いの少なさ

レジン液特有のツンとした刺激臭が苦手という方は少なくありません。この点においても「星の雫」は改良されており、「太陽の雫」と比較して匂いがマイルドに抑えられています。
完全に無臭というわけではありませんが、匂いが軽減されたことで、長時間の作業でもストレスを感じにくくなっています。特に、換気がしにくい環境で作業することがある方や、匂いに敏感な方にとっては、非常に嬉しい改善点と言えるでしょう。
作業時の換気は必須です
匂いが少なくなったとはいえ、レジン液は化学物質です。作業を行う際は、必ず窓を開けるなどして十分に換気を行い、必要に応じてマスクや保護メガネを着用してください。
一方でデメリットも?収縮について
多くのメリットがある「星の雫」ですが、一点だけ注意したいのが硬化時の収縮率です。「太陽の雫」は収縮率が比較的低いというメリットがあり、シリコンモールドを使った際に反りや歪みが出にくい特徴がありました。対して「星の雫」は硬化速度が速い分、収縮がやや大きく、モールド作品の表面に僅かなシワや凹凸が出ることがあります。その場合は、仕上げにコーティング剤を塗るなどの一手間を加えることで、さらに美しい仕上がりになります。
レジンは100均と何が違うのか解説

「星の雫」は高品質な分、ダイソーやセリア、キャンドゥといった100円ショップなどで販売されているレジン液に比べると価格は高めです。しかし、その価格差には作品のクオリティと作業の快適性を左右する明確な理由があります。
もちろん、100均のレジン液は「レジンクラフトを少し試してみたい」という時に気軽に挑戦できる、素晴らしい入門アイテムです。しかし、本格的な作品作りを目指す上では、知っておくべき品質の違いが存在します。
100均レジンのメリットと知っておきたいデメリット
100均レジンの最大のメリットは、その圧倒的な「手軽さ」です。しかし、価格が抑えられている分、品質面ではいくつかの課題が挙げられることがあります。
100均レジンの主なデメリット
- 硬化後のベタつき:完全に硬化したと思っても、表面にヌルっとした未硬化のベタつきが残りやすい傾向があります。これはホコリが付着する原因になったり、アクセサリーとして肌に触れる際に不快感を与えたりします。
- 早い経年変化(黄変):紫外線への耐性が比較的低く、数週間から数ヶ月で作品が黄色っぽく変色してしまう「黄変」が起こりやすいです。透明感が重要な作品では、この変化は致命的となる場合があります。
- 強い匂い:製品によっては、ツンとした刺激の強い匂いを発するものがあります。作業中は十分な換気が不可欠ですが、匂いに敏感な方にはストレスとなるかもしれません。
- 低い透明度と気泡:粘度が高く気泡が抜けにくい製品が多く、硬化後も白っぽく濁ったような仕上がりになることがあります。ガラスのような高い透明感を出すのは難しい傾向にあります。
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【比較表】「星の雫」と100均レジンの品質の違い
具体的な違いをより分かりやすくするために、両者の特徴を表にまとめました。
比較項目 | 星の雫 | 100均レジン(一般的な傾向) |
---|---|---|
硬化後の表面 | ツルツルで硬く、ベタつきはほぼない | ベタつきやヌルつきが残りやすい場合がある |
経年変化(黄変) | 「NO黄変」を謳い、長期間透明感を維持 | 数週間〜数ヶ月で黄変が目立つことがある |
透明度 | 水晶のようにクリアで非常に高い | やや白濁したり、透明度が低い場合がある |
匂い | マイルドに抑えられている | 製品により刺激臭が強いものがある |
作業性 | 気泡が抜けやすく、硬化が速く安定している | 気泡が残りやすく、硬化に時間がかかることがある |
練習用と本番用!賢い使い分けのポイント
これらの特徴を理解すると、どちらか一方を選ぶのではなく、目的によって賢く使い分けるという選択肢が見えてきます。
こんな時は100均レジンが便利!
- レジンに初めて触れる際の練習用として
- 色の付け方や封入のバランスを見る試作用として
- 不透明な着色剤を使い、透明感を問わない作品に
こんな時は「星の雫」が最適!
- 販売用やプレゼント用のアクセサリー制作に
- 透明感を活かした「空レジン」や「海レジン」に
- 作品の美しさを長期間保ちたい場合に
大切な人へのプレゼントや、販売用の作品を制作する場合には、品質が安定しており、美しさが長持ちする「星の雫」を選ぶことを強くおすすめします。硬化不良などのトラブルが格段に少なく、作り直しの手間や材料の無駄を防げるため、結果的にスムーズで満足度の高い作品作りにつながります。
最初は100均レジンで練習して、慣れてきたら本番の作品は「星の雫」で作る、というステップアップが理想的かもしれませんね!
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レジン太陽の雫と星の雫の違いまとめ
この記事で解説してきた「レジン 太陽の雫」と「星の雫」の違いについて、重要なポイントをリスト形式でまとめます。
これからレジンクラフトを始める方も、どのレジン液を使おうか迷っていた方も、ぜひ「星の雫」で快適な作品作りを楽しんでみてくださいね!
本記事で紹介した製品の情報は、株式会社パジコの公式サイトを参考にしています。
(参照:株式会社パジコ 公式サイト)
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